苫小牧市が来年4月の供用開始を目指し高丘第2霊園で建設を進めていた共同墓が完成した。
樽前山をモチーフにした御影石製のモニュメントが目を引く施設で遺骨を5000体まで受け入れる。
市は12月9・10日の午前10時~午後2時に見学会を開く。
共同墓は遺骨を骨箱や骨つぼから取り出し施設に直接納める合葬方式。
住民説明会の度、市の予想を上回る来場があり高い関心を集めてきた。
納骨スペースは当初3000体の計画だったが
市民ニーズの高さを踏まえて5000体に設計を変更。
これに伴い供用開始の時期も当初の今年10月から来年4月にずらした。
完成した共同墓は幅8メートル、奥行き9メートル、高さ1メートルの大きさで
苫小牧石材協同組合から寄贈を受けた樽前山モチーフのモニュメントを中央部分に設置した。
宗教色を出さないよう配慮して献花台やベンチを取り付け
名称石の文字は苫小牧市の書家河原啓雲氏に依頼した。
両日の見学会は申し込み不要で職員が現地で質問に対応する予定。
市環境生活課は「経済的な理由で墓を諦めるケースもあり
個人の墓を持ちたいとのニーズにもできる限り応えたい」と話している。
(苫小牧民報より)
共同墓は予算削減の救世主かもねぇ。
工藤幸人