血がつながっていない子どもを引き取り、療育し、養育し、教育するのは並大抵の苦労ではありません。そのことを自ら進んで行うのは聖人君子だけが成せる業ではないでしょうか。なぜなら、昔から子連れ再婚のことを「こぶつき」と揶揄されるほど敬遠される存在だからです。
例えば、俳優の谷原章介さん。彼の妻がいしだ壱成の元妻だということはあまりにも有名です。彼女はいしださんとの子どもを連れて再婚しました。次にB'zの稲葉浩志さん。彼の妻は松崎しげるさんの元妻です。彼女は松崎さんとの子どもを連れて再婚したことも広く知れ渡っています。そして宮沢りえさんが育てている子どもの父親は森田剛ではなく、宮沢さんの元夫です。
厚生労働省の人口動態統計によると2021年の再婚（夫婦どちらか、もしくは両方が再婚。130,227組）は婚姻全体（501,138組）の26％。1990年の再婚は132,357組、婚姻全体は742,264組で再婚の割合は18％だったので全体に占める割合は30年で4割近く増えています。
法律上、非親権者である父親は親権者である母親に対して子どもの養育費を支払う義務があります（民法766条）。とはいえ谷原さん、稲葉さんは超人気俳優、ミュージシャンです。いしださん、松崎さんから養育費を受け取っているかどうかは知る由もありません。しかし、一般人はそうはいきません。いくら再婚したとはいえ、養育費なしで子どもを育てるのは大変です。
とはいえ、すでに再婚している場合、元夫に対して養育費を請求することに負い目を感じる人もいます。それでも請求した場合、どうすれば良いのでしょうか？この続きは私が連載している講談社「マネー現代」をご覧ください。
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