3秒で正解発見!離婚100科辞典~さ行-25「親権」~ | 法律でメシを食う35歳のブログ~露木幸彦・公式ブログ~

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1980年生。国学院大学卒。行政書士・FP。金融機関では住宅ローンのトップセールス。離婚に特化し開業。年間相談件数は1,500超。離婚サポートnetの会員は1万人と日本最大。マスコミ掲載多数。読売、朝日、日経各新聞、テレビ朝日「スーパーJチャンネル」等。

一雨ごとに寒くなってまいりましたが、いかがお過ごしでしょうか?

 

【親権】しんけん

<ストーリー>
家出同然に夫の元を去り、そのとき子供も連れてきました。それから何度か話し合いをし、離婚することでは合意しました。しかし夫は、「君の都合で離婚するんだから、子供の親権は渡さない」と言っています。

私としては子供と離れて暮らすつもりはないし、第一、夫が子供の面倒をみられるはずがないんです。これまでも、育児に手を貸すことはありませんでした。いきなり父親ぶられても、私には納得できません。

対応策 『9割以上、親権は母親にあります』


  離婚を切り出したほうは親権を主張できない」という主張をする人が少なからずいます。しかし、それは誤解です。親権は、離婚を言い出したかどうかは関係なく、実際に子供の面倒をみているかどうかが重視されます。そうなると、やはり母親に親権が認められることが多いのです。「9割以上」という数字も「たとえ」ではなく、実際に2008年度における司法統計からのものなのです。こういう具体的な数字で相手の誤解を解けば、相手も強く言えなくなってしまいます。さらに、どうやって育児をしていくのか具体的に問い詰めていけば、相手は何も言えなくなってしまうものです。本当に親権を持ちたいからでなく、ただ腹いせのつもりで親権を主張するケースが少なくないからです。こういう場合には、育児のたいへんさを具体的にイメージさせると、すぐに主張を取り下げてしまいます。
 

 

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