昨今、多方面で大きな変化が相次いでいます。




わたしたちは、防衛本能から変化を好まないし、むしろ変化を恐れがちです。




この、変化に対する恐れって、本当に曲者です。



恐れが引き金となって何かを決めたり、行動を起こしたりすると、その恐れが実現する可能性がとても高くなってしまいます。





それは、上のブログで書いたように、脳は、潜在意識で思っていることを実現するように動くからなのですね。




たとえば、近い将来、大きな地震があると予想するとします。




それに備えて、色々と対策をするぐらいなら良いのですが、これから起きるかもしれない地震に過剰に意識を向けると、恐れが生じます。




そうすると、たとえば、太陽フレアが激しくなっているというニュースを耳にすると、地震が発生するのではないかと身構えて、気持ちが暗くなってしまうのですね。





恐れに振り回されると、その恐れを実現するべく、不運なことが続くようになります。




さらに、わたしたちは、集合的無意識でつながっていますから、皆んなが恐れにとらわれ過ぎると、集団ヒステリー



の状態におちいってしまいます。





すると、集団的に冷静な判断ができなくなりますから、極端なことが起きる可能性が高まってしまうのです。




そういう時こそ、思い出してほしいことがあります。




それは、この世の中全体が、大きな実験室なんだということです。




わたしたちは、地球という大きな実験室にいるに過ぎません。




実験室では、たとえば、前提条件を色々と変えて、実験対象にどんな変化が生ずるか、調べますよね。




同じように、何か大いなる存在がこの地球を実験対象としていて、色々な変化を起こし、地球がどう変わるのかを調べているのかもしれません。





そのようにとらえると、変化に右往左往して恐れを抱くのは、むしろ大きなリスクであることが分かります。




むしろ、こんなに変化の激しい時期に居合わせることができて、ラッキーだなぁと思うぐらいがちょうど良いのかもしれません。




そして、8割以上のひとたちが同じことをしている場合、それは望ましいことだからそうなっているのか、それとも集団ヒステリーによるものなのか、冷静に考えてみてほしいのです。




将来に対してどんな意識を持っているかで、今現在の現実も変わっていきます。





集団ヒステリーに飲み込まれると、自分が望んでいる状態から遠ざかってしまいます。





わたしたち、一人ひとりがそれに気づくだけで、変化への対応が、より柔軟に、エレガントになると思います。