般若心経を聞き流す、体調を保つよう工夫をすることを続けていると、だんだん、自分の内側が穏やかになっていきます。

 

 

 

必要以上に、不安や恐怖心に苦しめられることが少なくなるからです。

 

 

 

不安や恐怖心を日常的に味わっていると、自分を守るために、どんどん自分の中に閉じこもるようになります。

 

 

 

そうすると、自分は一人ぼっちだ…という寂しさやむなしさがこみ上げて来て、心細くなります。

 

 

 

その心細さが、精神的な疲れにつながり、体調不良を引き起こしてしまうのですね。

 

 

 

だから、不安や恐怖心と上手に付き合うというのが、とても重要になってきます。

 

 

 

先日、以下のブログで、不安との付き合い方を取り上げました。

 

 

 

今日は、日頃、ぼんやりと感じている意識の状態に注意を向けてみる、という方法を、シェアさせてください。

 

 

 

たとえば、明日、とても気が重いことがあるとします。

 

 

 

 

大きな試験だったり、予防接種の日だったり、マラソン大会だったり。

 

 

 

そういうときって、気持ちが沈みがちで、時間がゆっくりと過ぎていくような感じ、でしょうか。

 

 

 

 

逆に、明日、とても愉しみな予定があるとします。

 

 

 

友達と一緒に遊びに行く、家族やパートナーと美味しいものを食べに行く、推しアーティストのコンサートに行く。

 

 

 

そういうときって、早く明日にならないかな…と、指折り数えて、時が経つのを待ったり、ワクワクしたりしますよね?

 

 

 

色に例えると、やわらかいピンクや明るいオレンジ、そんな感じでしょうか?

 

 

 

明日の予定が何かによって、わたしたちの意識ってだいぶ変わってしまいます。

 

 

 

ここで注意しなければならないのは、この瞬間は、まだ何も起きていないのに、今、どういう風に感じているかによって、今日という現実も変化していく、ということなのです。

 

 

 

明日のことを考えて憂うつになっていたら、だんだん不機嫌になっていき、それが周りに伝わって、相手から、冷たい言い方をされてしまう。

 

 

 

逆に、明日のことを考えるだけでウキウキしていたら、自然と笑顔になって、周りとのコミュニケーションもスムーズに進む。

 

 

 

つまり、まだ起こっていない「未来」の影響を、強く受けているのですよね。

 

 

 

これが、自分の中だけで起きていることならば、まだ良いのですが、多くのひとたちが、同じ不安や恐怖を抱くと、不安や恐怖がどんどん大きくなってしまうのです。

 

 

 

コロナ禍の数年間、まさに、わたしたちはそれを経験しました。

 

 

 

特に、緊急事態宣言が出たときは、みんな、外出を厳しく制限されて、コロナの不安や恐怖に、ひとと会えない心細さも加わりました。

 

 

 

わたしたちは、物理的に離れていても「集合的無意識」でつながっています。

 

 

 

集合的無意識に不安や恐怖がつもっていくと、それが多くのひとにはね返って、現実もそれに引きずられてしまうのですね。

 

 

 

さらに、メディアがそういう現実を大きく報道すると、一層、その悪循環がひどくなります。

 

 

 

だからこそ、わたしたち一人ひとりが、まだ起こっていない「未来」に対して、必要以上に悲観的にならないということが、とても大切だと思うのです。

 

 

 

もちろん、以下のブログでご紹介したように、この世は二元的な要素から構成されています。だから、この世を明るいことばかりで満たすのは不可能です。

 

 

 

でも、だからといって、不安や恐怖、悲観的なことに、必要以上に引っ張られるのは、百害あって一利なしだと思います。

 

 

 

光と影がセットになっているように、

 

A:希望や勇気、楽観的なこと

 

B :  不安や恐怖、悲観的なこと

 

これらは、セットになっています。

 

 

 

そして、どちらか、ちょっとでも他方より大きければ、そちらが優勢になるのです。

 

 

 

しかも、一人ひとりにおけるそのバランスが、集合的無意識をつうじて、周りのひとたちに影響を及ぼします。

 

 

 

だからこそ。

 

 

 

できるだけ、希望や勇気、楽観的なことに意識を向けています。

 

 

 

池に小石を放り投げたら、波紋が少しずつ広がっていきますよね。

 

 

 

同じように、わたしたちが希望や勇気、楽観的なことへ意識を向けていたら、それは周囲に伝わっていきます。

 

 

 

ぜひ、この壮大な実験を、一緒にしませんか?