こんにちは
今日、CHANTO WEBでこんどうなつきさんのインタビュー記事を読んで、心が震えるほど感動したので、ぜひ皆さんとシェアしたいと思います。
「気のせい」と言われ続けた20年間
こんどうさんは中学1年生でインフルエンザにかかった直後から、体に力が入らなくなり、頭痛、めまい、腹痛など様々な症状に悩まされました。でも、病院で検査をしても「異常なし」。いつも「気のせい」「ストレス」と言われ続けたそうです。
想像してみてください。自分の体の辛さを誰にも理解してもらえない状況が20年間も続くということを...💔
更衣室で倒れて動けなくなった時も、先生に「ふざけているのか?」と叱られてしまう。北海道の雪の中、帰宅途中に動けなくなって、泣きながら重い体を引きずって家まで帰る日々。
「きっとほかの人も自分と同じくらい体調が悪いものなんだ、それでも信じられないくらい頑張っているんだ」
そう思って、自分を「根性なし」だと責め続けていたそうです。
診断がついた時の安堵感
31歳でようやく「慢性疲労症候群」と診断された時、こんどうさんはショックを受けるどころか、本当にホッとしたそうです。
「体調がずっと悪かったのは、自分の甘えではなく、明確な原因があった」
この言葉に、どれだけの想いが込められているでしょうか✨
「闘う」から「受け入れる」への転換
ここからがこんどうさんの素晴らしいところです。治療法が確立されていないと知っても、彼女は落ち込まなかった。
「病気と闘うのはやめよう。うまくつき合って、充実した人生を送ることにフォーカスしていこう」
この発想の転換が、すべてを変えたのです。
「諦める」ことで見えてきた可能性
こんどうさんは言います。
「『できないことはできない』とあきらめることで、精神的にも体力的にも余裕ができ、やりたいことに力を入れることができる」
- 徒歩で移動すると疲労で動けなくなる → 最初から車いすを使う
- 立ち仕事は厳しい → 得意なイラストやライターの仕事をする
- 子どもを抱っこできない → その分「子どもを待つ」ことが得意になる
これって「諦める」ではなく、「自分らしい方法を見つける」ことなんですよね💫
夫との関係から学ぶ「受け入れること」の価値
夫が多忙で残業続きの時、こんどうさんは無理をして家事をしようとしました。でも夫は言ったそうです。
「家事よりも、話を聞いてくれるとか、応援してくれるとか、そういうことをしてほしい」
こんどうさんにとって「人の話を聞く」ことは何時間でも苦にならないこと。自分では当たり前すぎて「得意なこと」と意識していなかった部分が、実は一番求められていたんです。
子育てで見つけた新しい強み
娘さんが道草をしたり駄々をこねたりした時も、こんどうさんは抱っこして連れて行くことができません。でも、その代わりに「子どものペースを大切にする」ことができるようになったそうです。
娘さんの気が済むまでじっと待つ。泣かれても、あきらめてくれる時がいずれ訪れることを信じて待つ。
体力的な制限があったからこそ見つけた、新しい育児のスタイルですね
私たちが学べること
こんどうさんの体験から学べるのは:
1. 「受け入れる」≠「諦める」
- 現状を否定するのをやめることで、新しい可能性が見える
2. 「できないこと」に注目するより「できること」を見つける
- 自分では当たり前と思っていることが、実は特別な強みかもしれない
3. 「普通」の基準を手放す
- 自分らしい方法で人生を充実させることができる
4. 周りの人が本当に求めているものは、自分が思っているものと違うかもしれない
- 相手の話をよく聞いてみる
今日から始められること
私たちも、もしかしたら「こうあるべき」という思い込みで自分を苦しめていることがあるかもしれません。
- 「もっと頑張らなきゃ」
- 「みんなと同じようにできなきゃ」
- 「これができない自分はダメ」
そんな時は、こんどうさんのように:
✨ 自分の体質や特性を受け入れてみる
✨ 「できないこと」ではなく「できること」に目を向ける
✨ 自分らしい方法を探してみる
「受け入れる」は新しいスタートライン
こんどうさんは決してポジティブなわけではなく、「人より体力がなくて動けない現実を受け入れているだけ」だと言います。そして「とても合理的かもしれません」とも。
この合理性こそが、こんどうさんの強みなのかもしれません
体質を受け入れることは、決して弱さではありません。新しいスタートラインに立つことなんです。
そこから見える景色は、きっと今までとは全く違ったものになるはずです✨
参考記事:CHANTO WEB - こんどうなつきさんインタビュー
みなさんも、今日から少しずつ「受け入れる」ことを始めてみませんか?