食いしん坊通りFressgass沿いにひっそりと佇むケラーレストラン。
ケラー(Keller)とは「地下室」の意。ドイツでは昔からビールやワインを地下で貯蔵しており、現代では、リノベーションによりレストランやバーとして再活用されています。
こちらの『Apfelwein Klaus』は百年の歴史を持つ老舗ケラーレストラン。
店の名物はシュバイネハクセ。
キャラウェイシードやガーリックで予めマリネした豚の脚肉を、皮がパリパリになるまでじっくりローストし、ザワークラウトやホースラディッシュと一緒に頂きます。ドイツはバイエルン地方の伝統料理。
他には肉料理のプレート。
牛肉を蒸し煮にしたザウワーブラーテン、スパイスと共に蒸し上げたミートローフのようなレバーケーゼなど。
最後はドイツの代表料理、ソーセージをシンプルに焼き上げたブラッドヴルスト。付け合せはカリッと焼き上げたポテト。
ドイツでは
『ジャガイモのフルコースを作れないと嫁に行けない』
という諺があるほど、ジャガイモとの縁が深いそう。
風土的に食材に恵まれないドイツでは、国民の飢えを克服するのに保存食であるソーセージと、劣悪な環境でも育ちやすいジャガイモを用いた料理が発達してきたことは知られる通り。
見た目にもいずれも茶系色で盛り付けもドーンと皿をはみ出んばかりのボリューム重視。
味も日本料理やフレンチのような繊細さはありませんが、ビールには好相性ですよ。
Apfelwein Klaus
Kaiserhofstr. 18-20
60313 Frankfurt
Tel: 069 - 21 93 96 67
Fax: 069 - 21 93 96 68
Opening hours:
Mon – Sat: from 5 PM
Sunday and Public Holidays : Closing day



