「スマッシング・マシーン」
を観てきました。
ストーリーは、
1997年に総合格闘技デビューしたマーク・ケアーは、無敗のまま頂点へ。UFCでの連覇を経て日本のPRIDEでも快進撃を見せる。しかしその重圧は彼の心を静かに蝕んでいた。ケアーは鎮痛剤への依存を深め、やがて初めての敗北を経験した彼は、人生の再起をかけてもう一度リングに立つことを決意する。
というお話です。
1997年に総合格闘技デビューしたマーク・ケアーは、その強さから無敗のまま頂点へと上り詰めます。1999年頃からマークは鎮静剤への依存が酷くなり、恋人のドーンとの関係も悪化していきます。
マーク・コールマンの指導を受けながら試合の準備をし、日本で開催される”PRIDE”に参加する為に契約料の交渉を自身で行います。マークは鎮静剤の使いすぎで日本に来たドーンと口論になります。しかし鎮静剤は止められずに試合に挑みます。
PRIDEの試合で大敗した後、マークはロッカールームで泣き崩れる。帰国後、ドーンとの関係も悪化したある日、マークは薬物過剰摂取のせいで意識を失って病院へ運ばれます。
マークは鎮静剤を絶ちリハビリを始め、バス・ルッテンの指導を求めてキャンプへ向かいます。バスの指導のもとでやっと本来の彼を取り戻し、試合でも良い成績を収めるようになります。そして…。後は、映画を観てくださいね。
この映画、PRIDE(プライド)の試合で活躍したマーク・ケアーさんの自伝映画です。1997年から2000年に活躍されていたそうです。私も格闘技にハマっていた時代があり、ちょうどこのPRIDEが始まる前のK-1が流行り始めたころに、佐竹さんがカッコ良くて佐竹さん観たさに通い始めたんです。その頃は観客も危ない人が多く、アルコールは禁止で女性も少なかったです。
確かピーター・アーツが新人の可愛い坊やって言われてたと思うから1994年頃、第二回くらいから通い始めて、4~5年は通ったかな。最初はマジな格闘で一発で倒されてリング上で痙攣している選手もいました。でも段々と規模が大きくなっていって、ヤラセっぽい試合が出てきたので辞めました。大阪大会や広島大会にも行っていたんですよ。
PRIDEは私が行っていた頃に始まったと思うけど、寝技ありの格闘技だったので、それだと判定が解りづらいので行かなかった覚えがあります。佐竹はK-1の後にPRIDEに行ったんじゃないかな。映画の中にも佐竹や小川の名前が出てました。そんな彼らと一緒に戦っていたのがこのマーク・ケアーさんだったようです。
PRIDEは旗揚げされた時、既に格闘技が人気になっていたので、最初からショーっぽい雰囲気があったと思います。だから選手たちもファイトマネーを十分に貰っているので、勝って懸賞金を貰うというガツガツした感じがあまり無かったと思うけど、映画では結構、お金関係がシビアだったみたいに描かれていました。
K-1の最初の頃は、本当に未開拓地から来たようなお金目当ての選手が多く、目が血走ってましたから。それにファイトマネーも高くなかったと思います。買って懸賞金を貰わないと儲からないくらいだったんじゃないかな。でもPRIDEではしっかりとも貰えていたと思いますよ。
ごめんなさい、マークさんの映画の感想に戻りますね。マークさんはレスリングを子供の頃からやっていて全米選手権優勝を果たし、その後、総合格闘技に移って、日本のPRIDEに参戦したようです。最初の頃は勝っていたけど、途中で鎮静剤中毒で失速していきます。痛み止めで中毒?と思うけど、市販の薬でも飲み過ぎると中毒になってしまう事もあるんです。マークさんは注射してたけどね。
映画では彼女であるドーンさんが何かおかしいという事に気が付いて、辞めさせようとするんだけど止められないんです。随分と苦しそうでした。そんな彼をドーンさんが支えているんですけど、段々と彼女も壊れて行ってしまいます。こういうのって難しいですよね。
そして友人たちに助けられながら復活していくというお話でした。格闘技というと強い人が戦っていて、それを見てスカッとするというイメージしかなかったけど、その裏で選手の方々が色々なモノと戦っているんだなということが映画では描かれていました。体力や技術を磨いて、肉体改造もしなきゃいけないし、お金も必要だから大変そうでした。
マークさんのような選手が強いのは、しっかりとしたトレーニングを続けているからだし、それにはコーチやマネージャー、そしてトレーニングジムも必要でしょ。そりゃ、お金がかかりますよ。食事だって気を付けなきゃいけないんでしょ。並大抵の努力では続かないですよね。
だから薬に逃げてしまったり、引き籠りっぽくなってしまったりと壊れて行ってしまうのでしょう。スポーツ選手にはやっぱりカウンセリングが必要だと思うんです。あれだけストイックにトレーニングを続けるんだから、誰かが精神面を支えてあげないと自分だけでは無理ですよ。なんだか、とても可哀想に見えました。
ドウェイン・ジョンソンさんがマークを演じていて、メイクで随分とご本人に近づけていました。恋人ドーン役をプラダを着た悪魔のエミリー・ブラントさんが演じていて、色々な役をこなせる人なんだなぁと思いました。お互いに傷つけあってしまう時期も描かれていて、辛そうな二人の気持ちが伝わり辛かったです。
私はこの映画、お薦めしたいと思います。PRIDEの初期の頃には、こんな選手もいて色々な問題もあったんだなという事が解ります。あの時代だからこそ出来たこともあったんじゃないかな。現代ではPRIDEも主催者が変わったりしたのでどうなったのか解りません。良い時代の総合格闘技が解って楽しかったです。ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。![]()
「スマッシング・マシーン」










