ロマンティック・キラー 邦画 コメディ アイドル映画 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「ロマンティック・キラー」

 

を観てきました。

 

ストーリーは、

恋愛に興味のない女子高生・星野杏子の前に、魔法使いのリリが現れる。魔法界は恋で生まれる「恋愛エネルギー」を糧としており、杏子に1カ月以内に恋をさせないと魔法界が滅亡の危機に。リリは杏子に恋をさせるためにゲーム・チョコ・猫を取り上げ、魔法でイケメンを杏子にけしかける事に。

というお話しです。

 

 

生きがいはゲーム・チョコ・猫という、恋愛キャンセル界隈の女子高生・星野杏子。ある日そんな杏子の前に、人間の“恋愛エネルギー”を糧とする魔法使い・リリが現れる。なんでも杏子が恋をしないことで魔法界は大変なことになっているらしい。

 

りりは「絶対に恋をしてもらいます」と言うと、杏子の大好きなゲーム・チョコ・猫を魔法で取り上げてしまう。それから杏子の生活は一変!リリの魔法で押し寄せる“恋愛あるある”なシチュエーション。

 

 

気になる転校生が隣の席に!?クラスメイトと強制同居展開!クラス替えで“花ざかり”な男子クラスに!?さらには杏子の前に現れる謎のSAT、謎の兵士、謎の刀剣(!?)男子、などなどなど。訳の分からない展開にますます意固地になり恋をしないと言い放つ杏子。

そんな杏子だが、どこか陰のあるクールな転校生・香月司、野球部のエースで天然な幼馴染・速水純太、某国の世間知らずの御曹司・小金井聖という3人の同級生とも距離を縮めることに。押し寄せる恋愛をぶっ飛ばし、杏子は平穏な生活を取り戻すことが出来るのか。後は、映画を観てくださいね。

 

 

この映画、簡単に言えばアイドル映画ですね。はっきり言って、内容はありません。でも若手の俳優を世に出すには良い映画なのかなと思いました。内容は無いんだけど、コメディ映画ですからね。そんなに気にはなりません。ただ笑ってツッコんで、時々ほっこりしたりして、萌歌ちゃんもイケメンたちもイイなぁなんて思いながら観ているとしあわせになりました。

 

でもね、やっぱりファンタジー部分はやりすぎ感がありました。魔法使いのリリが恋をさせるために色々な魔法で仕掛けてくるのですが、いくら何でもイケメンを連れてきて、全員が杏子に恋愛感情を抱いているというのもおかしいし、純日本人の顔をしながらどこかの国の王族だったとか、うーん途中でお腹いっぱいになっちゃうよね。

 

 

で、色々と極端な展開でおかしいなと思っていたら、結局、恋をした相手以外は記憶を失くすと言う夢落ちで、うーん、私はガッカリしてしまいました。夢落ちをしてしまうとSFもファンタジーも何もかもなかったことになってしまうので、ネタもなにも全てを放り投げてしまうことになるんです。

 

原作がそうなんだろうけど、魔法使いのリリが来た意味が無いし、リリの事も忘れちゃったってことでしょ。そのリリなんだけど、なんで人間にしたのかな。アニメだけで良かったのに。人間にしたせいで演技もワザとらしく見えるし、何となく女性同士の戦いになっているのが嫌なんです。せめて性別が無い設定なら良かったのになぁ。

 

 

そんな文句を言いながらも、実は気持ち良く帰ってきました。上白石萠歌さんはとってもかわいくて上手くて、不条理なストーリーでもしっかりと演技をされていたので楽しめました。アクションも凄くて、萠歌さんの時代劇とかも良いんじゃないかな。彼女の時代劇アクションをぜひ観てみたいです。

 

香月役の高橋さんは今まで見ていると思うけど覚えていなくて、今回もあまり印象に残りませんでした。一番普通な人物だったからかしら。幼馴染の速水役の木村さんもあまり印象強いキャラじゃなかったかな。小金井役の中島さんは独特なキャラだったので印象に残っています。

 

 

内容が不思議なお話しだったので、普通のキャラだと埋もれるんですよね。極端におかしいキャラの方が盛り上がるんです。王子様の小金井は、その存在がファンタジーなので気になります。中島さんは、”おっパン”を観ていたので印象にあったんです。

 

メインのキャラ以外に、沢山のおかしなキャラクターが出てきて、ちょっとだけなのに笑えました。韓国ドラマのパクりの兵士や刀剣〇舞のパクりの剣士、謎のSAT、謎の家庭教師などなど、ここぞとばかりにイケメン大放出でした。公園で犬を抱っこしている高校生は白濱さんだったし、コナン君のパクりは高杉さん、すれ違う高校生は倉さん、他、醍醐さんや豊田さん、矢本さんまでもが出てきました。

 

 

主題歌は、なにわ男子、INI、FANTASTICS、と3つのグループの方が歌っているので、きっとこの3つのグループのアイドルの宣伝映画だったんですよね。何も知らずに観に行った私。恥ずかしながら、3つのグループもほとんど知らず、名前くらいは知っていたけどアイドルの顔と名前が一致していないんです。でも映画にはイケメンばかりでしたよ。まぁ、当たり前なんだけどね。

 

原作は有名なようですね。百世渡さん原作のジャンプのようですね。原作を試し読み電子版で少し読んでみましたが、映画は原作通りにつくっていたような気がしました。英勉監督なので、原作に忠実に作ってくださったんだろうな。英監督は原作がある作品が上手いですもんね。

 

 

私はこの映画、お薦めしたいと思います。基本がアイドル映画でコメディなので、好きな方が出演しているなら、それはぜひぜひ観るべきなのですが、私のように推しが無い人間にとっては、ちょっと物足りないというか、残念な映画だと思いました。面白いとは思うんだけどちょっとねぇ。上白石さんは良かったです。アクションが最高でした。それが観れただけでも良かったのかな。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「ロマンティック・キラー」