栄光のバックホーム 阪神タイガースの横田慎太郎選手の歴史が描かれます。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「栄光のバックホーム」

 

を観てきました。

 

ストーリーは、

2013年のドラフト会議で、阪神タイガースから2位指名を受けた18歳の横田慎太郎。16年の開幕戦では一軍のスタメンに抜てきされるが、間もなく、慎太郎の視界にボールが二重に見えるという異変が。医師の診断は脳腫瘍という過酷なものだった。

というお話です。

 

 

2013年のドラフト会議で阪神タイガースに2位指名された横田慎太郎、18歳。甲子園出場を逃すもその野球センスがスカウトの目に留まり、大抜擢された期待の新人。持ち前の負けん気と、誰からも愛される人間性で厳しいプロの世界でも立派に成長を遂げていく。

2016年の開幕戦では一軍のスタメン選手に選ばれ、見事に初ヒット。順風満帆な野球人生が待っていると思われたその矢先、思ったような動きが出来なくなる。慎太郎の体に異変が起こったのだ。ボールが二重に見えてしまう。



 

医師による診断結果は21歳の若者には残酷すぎる結果、脳腫瘍だった。その日から、慎太郎の過酷な病との闘いの日々が始まる。母のまなみや家族、恩師やチームメイトら、慎太郎を愛してやまない人たちの懸命な支えが彼の心を奮い立たせるのだった。

そして、2019年9月26日、引退試合で慎太郎が魅せた“奇跡のバックホーム”は人々を驚かせ、感動を呼んだ。だが、本当の奇跡のドラマはそれだけでは終わらなかった。慎太郎は生きている限り前へ進むという気持ちで活動を続けるのだった。後は、映画を観てくださいね。

 

 

この映画、あまり期待していなかったんです。実は私自信があまり野球に興味が無く、誰がどのチームとか日本の野球チームがセ・パに分かれているとか、そういうことが全く判らないので、観ても解るんだろうかという気持ちで行ったんです。でも観てみたら、難しいことは無く、野球をやっていた方が突然に病気になってしまうお話で野球に関しての知識が無くても大丈夫でした。

 

阪神タイガースに入団した横田。高校の時は野球の有名校だったにもかかわらず甲子園には行くことが出来なかったそうです。でもスカウトの目に留まって、タイガースに入団することになります。ドラフト会議で2位指名だったそうです。私はドラフト会議の仕組みがよく解らないけど、凄い事なんでしょうね。

 

 

で、プロ野球選手として活躍していくのですが、やっと1軍で活躍出来るかというところで脳腫瘍が発覚するんです。最初は腫瘍のせいで目がよく見えなくなり、それで病気が解るんです。これからっていう時に、本当に運命って残酷ですよね。

 

横田さんはお父さんもプロ野球選手だったそうで、その影響で野球を始めて高校球児として甲子園を目指していたそうです。でも甲子園には届かず、残念に思っているとドラフトのお話が来たようでした。ドラフトって、野球チームの人が色々な場所を周って有能な選手を探して、このドラフトで指名するんですね。勝手に交渉しちゃいけないみたい。いまいち、制度が解らないけどそういうルールらしいんです。

 

 

阪神タイガースに入団してプロ野球選手として練習を始めて一軍に行ったり二軍に行ったりして頑張っていたのですが、突然、眼が見れづらくなり、検査の結果、脳腫瘍が見つかるんです。病気って、本当に誰に起こるか分からないし、脳腫瘍なんて予防しようがないですもんね。なんて言ってあげたらよいのかと周りは思ったのではないかな。

 

治療を続けて手術も受けて、回復に向かうようにと思っていたのですが、再発してしまいます。病気についてはどうしようもないですよね。こればかりは人間がいくら治療をしたとしても、運命を変えることは出来ないと思うので、神様にお任せするしかないんです。受け入れて、その中で出来ることをするんです。

 

 

そして横田は家族や友人たちの力を借りて、講演会をしたり執筆をしたりしていました。なんでそこまで頑張れるんだろうと思うほど頑張る方でした。この映画で凄い方だったんだなと知りました。私はこの映画で横田さんを知りましたが、野球ファンの中では有名だったのかな。阪神にそういう方がいらしたと野球を知っている方は知っているようでしたね。

 

横田さんのお話としては、感動作として出来ていると思いました。但し、映画としてはちょっとどうなのかなという作り方でした。幻冬舎さんがバックに付いているので、有名俳優が沢山出てくるのは良いのですが、バラバラしていて横田さんのどこの部分を描きたいのかというのが定まっていませんでした。全体的な流れはこういう事だったのだと思いますが、なんかダラダラしているんです。

 

 

誰の目線で見ているのかというのを決めた方が観る方は観やすいんですよ。色々な人物の目線になってしまうと、それぞれの印象が違うはずなので、まとまりが無くなってしまうんです。母親の目線でほとんどを描いて、時々、母親が話を聞くという事で他の方の目線を入れても良いんですけど、ずーっとバラバラ色々な方の視点だと話がうまく繋がって行かないんです。

 

なので、映画としては、ちょっと残念な部分が多かったかな。お話としては、素晴らしい内容なのですが、作り手側が少し未熟な気がしました。俳優さんたちは素晴らしかったですよ。初主演の松谷さんも頑張っていたと思いました。野球もしっかりと練習されたようで凄いなと思いました。

 

 

私はこの映画、お薦めしたいと思います。お話としては良いのですが、映画の作り方のせいで観やすい映画とは言えないかな。バラバラしている印象がありますがお話は良いので、横田選手という方がどんな人生を歩まれたのかということを観てください。感動されると思います。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「栄光のバックホーム」