「ザ・バイクライダーズ」古き良き時代のバイカーたちは強い信念を持っていたように見えました。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「ザ・バイクライダーズ」

 

を観てきました。

 

ストーリーは、

1965年、シカゴ。キャシーはバイク乗りベニーと出会って5週間で結婚を決める。ベニーはジョニーが束ねる仲間の一人でその一団は「ヴァンダルズ」というモーターサイクルクラブに発展し拡大していく。クラブ内の治安は悪化し、暴力とバイクに明け暮れるベニーの危うさにキャシーが不安を覚えるなか、ヴァンダルズで最悪の事態が起こる。

というお話です。

 

 

1965年、キャシー・バウアーはシカゴを拠点とする「ヴァンダルズ・モーターサイクル・クラブ」の短気なメンバー、ベニー・クロスと出会い、わずか5週間後に結婚する。写真学科の学生ダニー・ライオンは「ヴァンダルズ」に同行し、インタビューを行う。

 

キャシーの話では、ジョニー・デイビスが映画『乱暴者』のマーロン・ブランドを見てクラブを作ろうと考えたらしい。。ある日ジョニーは、ヴァンダルズの新支部を作りたいという提案を聞き、決闘をして勝てば許すと言って殴り合いの決闘をする。ジョニーは勝ったが提案を許し、中西部各地で新支部が結成され始める。

 

 

1969 年、ベニーはヴァンダルズのジャンバーを着て地方のバーで飲んでいると2 人の男に襲われる。喧嘩により彼の足はシャベルで切断されそうになってしまう。ジョニーはすぐさま現地に赴き、店主に男たちの名前を明かさせ、部下にバーを燃やすよう命じる。

 

ベニーは手術から数週間後、まだ安静にと医者に言われているのにジョニーたちの集まる集会に行くと言う。キャシーは反対するがベニーは聞かない。ジョニーはベニーにリーダーを譲りたいと話すが、ベニーは拒否しジョニーとの距離が出来始める。

 

 

1975 年、ダニーはヴァンダルズのその後についてキャシーにインタビューする。ジョニーの力が弱り、クラブはますます暴力的になったという。キャシーは、ベニーにヴァンダルズを辞めるよういうと、ベニーは彼女のもとを去り、クラブも辞めてシカゴからどこかへ旅立ったらしい。そしてジョニーに悲劇が起こる。彼らバイクライダーズの良き時代は終わったのだった。そして…。後は、映画を観てくださいね。
 

この映画は古き良き時代を回想するような内容でした。今から50~60年くらい前ですかね。この時代、やんちゃな事をしていてもルールのようなモノはあったように見えました。現代のハングレは犯罪でも何でも、人を苦しめることも平気でやりますからヤクザと一緒ですよね。いや、ヤクザより悪いか。ヤクザは一般人には手を出さないって言いますもんね。

 

 

1960年代。シカゴでバイカーの不良が集まってチームを作っていました。その名はヴァンダルズ。日本で言えば暴走族の目黒エンペラーみたいな感じかしら。本当に目黒エンペラーっていう暴走族っていたのかなぁ。伝説ですよね。そして、そのチームの中にベニーという青年がいたんです。

 

ベニーはトップのジョニーが可愛がっていましたが、あまりつるむのが好きではなく、一人で走ることが多かったようです。そんなベニーに一目惚れしたキャシー。ベニーもキャシーに一目惚れをして、5週間後に結婚したというところから始まります。

 

 

彼らは不良ではあったけど、きちんと仕事をしていたり家族を持ったりしていて、悪事を働く集団では無かったんです。なのでキャシーもそれほど心配はしていなかったのですが、段々とヴァンダルズが大きな集団になり、ジョニー一人では統率が取れなくなっていきます。最初はジョニーが見てからクラブに入れていたけど、段々とそれも出来なくなったんじゃないかな。

 

ジョニーはベニーに何度かリーダーを変わって欲しいと頼みますがベニーは断わります。一人が好きなベニーがリーダーになってくれる訳がないんだけど、ジョニーは信頼出来る部下が他にいなかったんだと思うんです。リーダーになるにはカリスマ性が無ければならず、ベニー以外の人間には、それが無さそうでした。潔く解散すると言えれば良かったんだろうけど、大きくなりすぎてそれも出来なかったのかなと思いました。

 

 

彼らも年を取っていき、若手のやることを止められなくなってきたとき、ベニーは街を去り、ジョニーにはある事件が起きてしまいます。こういう集団は必ずこういう流れになって、若手に代替わりしていきますよね。上の者がそろそろ身を引くべきという時期に気が付かなきゃいけないんだけど、なかなか身を引くって出来ないようですよね。

 

会社だと定年で辞めて貰えればよいけど、役職などになるとどこまでもしがみついている老人っているでしょ。仕事もしないで、ただ机に座っているだけのくせに偉そうに口出しをして、時代に付いていっていない人、あなたの周りにいませんか?パワハラだと気が付いてない人ってその時代の人、多いでしょ。もう引退して貰わなきゃね。

 

 

ジョニーももう少し早く誰かに後を譲るか、チームを解散するべきだったんです。でも、彼が作ったチームだから出来なかったんだろうなぁ。跡目も教育していなかったみたいだし、ホント、こういう団体って難しいと思いました。

 

でもね、みんなで一緒にバイクで飛ばしている姿は素敵でしたよ。最初の時代は本当に楽しかったのだろうと思います。それが彼らの青春だったのだろうし、バイクで走るのが生きがいだったのかなと思います。観ていてしあわせそうでしたもん。

 

この映画、バイクライダーズの写真集にインスパイアされて作られたそうです。何となく古い時代の良き不良たちが写っているんだろうな。カッコよさそうで憧れます。この時代に生きた人たちはしあわせだっただろうな。今みたいにSNSも無く現実を生きて、本当の友情もあったんだろうと思います。お金よりも人を信頼する時代だったんだろうと思うと、本当に羨ましい。

 

 

私はこの映画、超!お薦めしたいと思います。映像も美しかったし、内容も私は好きでした。ただ、インタビュー形式で淡々と歴史を語って進んでいくので、人によっては好き嫌いがあるかもしれません。でも、オースティン・バトラーとトム・ハーディはカッコ良かった。マイケル・シャノンやノーマン・リーダスもバイカーとして出演していて素敵でした。古い時代を楽しんでください。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「ザ・バイクライダーズ」