「イマジナリー」
を観てきました。
ストーリーは、
夫と継娘2人と暮らす絵本作家ジェシカは恐ろしい悪夢に悩まされており、環境を変えるため、幼い頃に暮らしていた家に引っ越すことに。次女アリスは家の地下室で見つけた古びたテディベアに「チョンシー」と名付けてかわいがるようになるが、次第に家族の周囲で不可解な現象が起こり始める。やがて、そのテディベアに秘められた衝撃の真実が明らかになり。
というお話です。
夫と継娘2人と共に暮らしながら、毎晩見る悪夢に苦しんでいた絵本作家のジェシカ。環境を変えるため幼い頃に暮らしたかつての家へ家族と共に引っ越す事を決める。
昔、家族で暮らしていた大きな家。ジェシカの母親が亡くなり、父がおかしくなるまで二人で暮らしていたのだ。懐かしさの残る家の地下室で、末の継娘アリスが見つけたのは、古びたテディベアだった。新しい友達“チョンシー”に異常な愛情を抱くようになるアリス。
最初はただの遊びだと思っていた〈宝探しゲーム〉も次第にエスカレートし、邪悪さを増していく。何かがおかしいと感じたジェシカは以前にアリスのカウンセリングをしていた先生を呼び、アリスの話を聞いてもらうと衝撃の事実が発覚する。
ジェシカはその昔に自分が描いた壁の落書きを再度見直すと、そこに"CB"という文字が。それはチョンシー・ベアの略だったのだ。自分の昔の記憶と現在のアリスの状態。何故今繋がっているのか。そう気づいたとき、衝撃の真実と恐怖が家族に襲いかかる。後は、映画を観てくださいね。
この映画、そんなに怖くはないんです。一応、ホラー映画なのですが、どちらかというとファンタジー系なのかな。想像の中のクマのぬいぐるみが襲ってくるだけなんですよね。あの可愛いままのクマじゃなくて、CGで一応クリーチャーっぽくなるんだけど、あんまり怖くないんです。
ジェシカは子連れの男性と結婚し、2人の女の子の母親になります。2人の母親は精神病で入院しているようでした。ジェシカは、ずっと悪夢にうなされていて、あまりにも酷いために落ち着ける実家へと引っ越したらどうだろうということになり、ジェシカの実家で暮らし始めるんです。
ジェシカの実家は誰も住んでおらず、父親は病院に入院しています。なので、家族で住み始めるんです。すると下の娘アリスが友達が出来たと言って、クマのぬいぐるみをいつも一緒に連れて歩くようになります。ジェシカは自分も子供のころ同じだったなと微笑ましく思っていたのですが、実は、ジェシカもアリスと同じクマのぬいぐるみチョンシーを連れていたらしいんです。
子供部屋の隠された落書きにクマの絵がありチョンシーと描かれていることに気が付くんです。段々と、この家がジェシカのトラウマであり、アリスにクマのぬいぐるみを与えていたのではという考えになって行くんです。
色々と怖い場面もあるんだけど、クマの影が見えるだけで別に何をする訳でもない、怖がらせるだけみたいなのが続き、まぁ、ある人は殺されたりするけど、人が残酷に殺されたりという場面はほとんど無かったかな。子供が異世界に連れていかれるという感じの事が起こり、子供の行方不明は誘拐ではなく異世界に連れていかれているのではないかというお話なんです。
でもね、現実では子供は誘拐されて人身売買されて性被害にあっているし、中国では臓器売買に使われているというのが真実ですよね。トランプ大統領が人身売買の問題に切り込むという噂があるので、エプスタイン裁判記録が出てくると子供や若い女性を買ったという各国の有名人の名前が出てくるかもしれません。日本人の名前もあるとかないとか。どうなんでしょうね。
話を映画に戻して、話の前半はクマのぬいぐるみが突然に移動したりという恐怖を描いていて、後半はクマによりイマジナリーの世界=異世界に連れ込まれて、どうやって現実に戻ってくるかというのが内容でした。考え方としては、スタジオポノックの作品「屋根裏のラジャー」に似ているかなと思います。
なので、クマのぬいぐるみ、実はジェシカとアリスにしか見えません。そこに居ると想像しているジェシカとアリスには見えますが、周りの人々にはそういう想像の遊びなんだなと取られていて、見えていないんです。映像にはクマのぬいぐるみが出てきますが、本当はいないんです。なんだかちょっと面倒臭い感じでした。
想像力の強い人間により現実世界で力を持ったイマジナリーたちが、異世界に彼らを連れて行こうとするお話でした。異世界に行くと、ちょっと怖い怪物も出てきますが、どーも陳腐な感じで怖さが足りないんです。一生懸命工作したんだねーって見えちゃって残念でした。せめて”遊星からの物体X”くらいはして欲しかったな。
私はこの映画、お薦めしたいと思います。子供には想像ばかりしていると連れてかれちゃうよという恐怖になると思いますが、大人にはちょっと物足りないかもしれません。ソフトなホラー映画と思って観れば楽しめると思います。ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
「イマジナリー」