「さくらになる」YouTubeで5/8まで公開しています。今、ぜひ観てみて欲しいです。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
スミマセンが、ペタの受付を一時中断しています。ごめんなさい。

「さくらになる」を観ました。YouTubeでの配信で、監督・脚本 大橋隆行 / 主演 ミネオショウ・太田いず帆とという作品です。昨年末に池袋シネマ・ロサで公開したそうです。知らなかったので、観れて良かったです。

 

ストーリーは、

 

「桜の樹の下には屍体が埋まっている」。

人体から桜が咲き、桜になって死ぬ“桜病”が蔓延した世界。最初は桜の花粉から発病すると思われたが、それが原因ではないことが分かり、依然として原因は分からずじまい。発病数は変わらずだった。

 

人々は原因が分からないまま、暮らすことを余儀なくされ、その恐怖に苛まれながら生きていた。花粉が原因とされ、桜の木は伐採されたのだが、桜病により桜の木は減ることが無かった。

 

桜病になることを恐れた人々は植物が育たない北極へ行けば大丈夫だと考え、北極へのチケットを手に入れる為に平気で殺人まで侵すようになり、段々とおかしくなっていく。

 

そんな中、サヤの父親から電話があり、母親がいなくなったという。サヤは子供の頃に弟を失くし、それによって母親がすこしおかしくなっていたのだった。夫と共に実家に帰ると、母親は桜病で亡くなっており、サヤは子供の頃からの母親との事を思い出す。いつも弟を可愛がり、サヤは蚊帳の外だった事を思い出し、段々と母親からの愛情に飢えていく。その上、サヤの身体にも異変が・・・。後は、映画を観てくださいね。

 

 

たまたま、Twitterを見ていて、この映画の事を知り、5/8までの限定配信という事で、直ぐに観てみました。今のコロナウィルスの事を少し思わせるような内容で、考えさせられました。

 

原因がいつまでも不明で、いつ、その病気が自分に襲い掛かってくるのか分からないという状況で、生き続ける人々の恐怖が良く描かれていたと思うのですが、確かに、原因が分からないというのは、凄い恐怖ですよね。いつ自分が発病するか判らないなんて、耐えられないと思いました。

 

 

映画の中では、マスクをしたりしているのですが、花粉が原因じゃないと判明しているので、その意味が無いですよね。不思議な映画でしたが、段々と、その恐怖でおかしくなる人たちが良く描かれていたと思いました。

 

思ったのですが、原因が分からず、防ぎようが無いなら、早くかかっちゃった方が楽ですよね。私、いつもゾンビ映画を観ると思うのですが、早い者勝ちでゾンビになっちゃって、襲う方になっちゃった方が楽だし、楽しいでしょ。この桜病も、段々と、みんながそんな考えになっていく様子が描かれていて、恐ろしいなぁと思いました。

 

 

原因が分かっているならば阻止すべきだし、撃退するべきですよね。コロナウィルスだって、もし感染してしまったら重症になる可能性も大きいし、2週間以上は隔離されるんでしょ。それは辛いですよ。自粛する方が、よっぽど楽だと思います。だからこそ、日本全体で自粛するという事になっているのでしょ。これで、何とか抑え込めれば、来年、再来年には、インフルエンザと同じような扱いでコロナ風邪とされて、もしかかっても、直ぐに治るから休みましょうという事になるんだと思うんです。今、我慢すればって思うからこそ、自粛出来るんですよ。

 

 

でも、この映画の桜病は、原因が分からないから抑え込むことが出来ないんです。そりゃ、みんな自爆放棄になりますよ。凄く解るなぁ~と思いました。

 

思いがけず、ちょっと楽しめた映画です。大きな映画館でやるような映画ではないですが、考えさせられましたし、映画としては、まだ荒削りかなぁと思いましたが、今後も頑張って欲しいなって思いました。

 

 

私は、この作品、お薦めしたいと思います。まだ、今日はYouTubeで公開されているので、ぜひ、お時間があったら、観てみてください。

ぜひ、楽しんでくださいね。カメ