「ホームステイ ボクと僕の100日間」日本原作のお話がタイの映画になって帰ってきました! | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「ホームステイ ボクと僕の100日間」を観てきました。

 

ストーリーは、

死んだはずの“ボク”の魂は、謎の声に「当選しました」と告げられ、自殺した高校生ミンの肉体に“ホームステイ”することに。ミンの自殺の原因を100日以内に突き止めなければ、ボクの魂は永遠に消えてしまうのだという。新生ミンとして人生を再スタートさせたボクは、初めて訪れた街で見知らぬ家族や同級生に囲まれながら、学校生活を送り始める。様々な出会いや経験を経て、初めて生きる歓びを感じるボクだったが、1台の壊れたパソコンの存在をきっかけに、ミンを苦しめた残酷な現実に向き合っていく。

というお話です。

 

 

死んだはずのボクは、”当選しました”という声に気付き、目を覚ますと、自殺した高校生ミンの身体に入っていた。どうも、これを”ホームステイ”と言うらしい。管理人と呼ばれる声が言うには、ミンの身体で、ミンの自殺の原因を100日以内に突き止めることが使命らしい。その使命を成功させなければ、ボクの魂は生まれ変わることが出来ず、永遠に消えることになってしまう。これは断ることが出来ない役目らしい。ちなみに管理人は、どんな人間にも憑依出来るらしく、彼を見分けるのはウィンクをする癖だけだ。

 

その日から、ボクは、新しいミンとして人生をスタートするのだが、ミンの記憶は一切無いので、全てが初めてのモノばかり。初めての街で、見知らぬ家族、名前も知らない同級生、自分さえも初めてなので、身体を慣らしながらミンとしての生活を始める。

 

 

家に帰り、ミンの部屋を探ると、家族で撮った写真などのミンの顔だけが、全て潰されている。その他にも探すが、何も残っていない。ミンが死ぬ前に全て処分したらしい。ここには何の手掛かりも無い事が分かる。学校に復学すると、親友のリーに何でずっと学校に来なかったのか聞かれ、長期入院をしていて学期の試験は再試をして貰えることになったと話す。そして、学校の制度でミンのピアメンターになったパイと会うことになる。パイは優等生でとても可愛くて、一目惚れをしたボクは髪型を変えて、パイにアプローチをすることにする。

 

 

パイと親密になり、楽しい毎日を過ごしていたが、ミンの自殺の原因は一向に解らず、ボクはミンのロッカーをこじ開けようとする。するとそこにいたリーが、休みの前に荷物を全てリーの中に入れてくれと言ったじゃないと話す。その荷物はと聞くと、入っていたPCを、先日、自宅に届けたらお兄さんが受け取ったと言う。そういえば、ミンが自宅に帰った時、兄はグレーのPCをバックに入れて出て行った事を思い出す。そしてすぐに家に帰り、兄の部屋でPCを捜し内容を見ると、そこにはミンが残した遺書が残っており、そこに書かれていたのは・・・。後は、映画を観てくださいね。

 

 

この映画、タイの映画なのですが、原作は日本の森絵都さんの小説で「カラフル」というものです。日本でも実写映画化、アニメ映画化された作品ですが、私、実写映画は知りませんでした。アニメ映画は観たので、最初、この映画を観た時、どこかで観た内容だなぁと思って、帰ってきて調べたら、以前に観たアニメ映画でした。

 

日本の原作ものですが、タイの状況に変えられており、とても面白く観ることが出来ました。日本ではピアメンターという制度は無いし、こんな風な応援団とか、家族が別々に住んでいるとか、色々、タイならではの状況が含まれていて、楽しめました。少しストーリーも変えられていたかな。スマホを使ったりと、現代風に変えてありました。

 

 

突然にミンという少年の身体に入り、彼が自殺した真相を解明するという使命を与えられ、それに成功しないと永遠に魂が失われるという、どう考えても、”当たった”とは思えない内容ですよね。これ、ハズレだろって思うけど、当たったのだそうです。で、ミンの自殺の原因を探すのですが、全然見つからないんですよ。ことごとく、死んだミンが手掛かりを消していて、ボクは誰に訪ねることも出来ず、日々の生活の中で、手掛かりを探っていくんです。そのサスペンス風なところが面白かったかな。

 

ミン役の男の子は、真面目そうなイケメンで可愛い子でした。タイでは、こういう男の子が流行りなのかしら。とってもかわいいです。そして、パイ役の女の子が、凄く可愛くて、「BAK48」の女の子らしかったです。マジで可愛くて、タイもこれから楽しみだなぁと思いました。

 

 

この死んだ人の身体にホームステイをするという内容、面白いです。アニメ版「カラフル」を観た時も面白いなぁと思ったのですが、今回、タイ映画となって観たら、もっと面白いと感じました。この「ホームステイ」という出来事で、続編が作れたら面白いのになと思いました。タイで作れば良いのに。原作者に話しを聞いて、協力していただいて、映画化出来たら、面白いものが出来るんじゃないかしら。今度は、自殺の原因を突き止めるんじゃなくて、殺されて、その原因を探るというのも面白いんじゃないかな。生き返っちゃって殺人未遂になったけど犯人は捕まっていて、だけど、犯人は自分は殺してないと言っているとか、そんなのも面白そう。

 

この設定だと、どんどんアイデアが出てきそうです。ぜひ、続編が出来たら、面白いのではと思い、期待しています。

 

 

私は、この作品、お薦めしたいと思います。私はとても楽しめましたが、ちょっと、映画として長いかなぁ。もう少し短くしてくれたら、もっとまとまりが出来たかもと思います。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

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