「デイヴィッドとギリアン 響きあうふたり」の試写をオンラインで観ました。
ドキュメンタリーなので内容は、
映画『シャイン』主人公モデルで、天才ピアニストとうたわれたデイヴィッド・ヘルフゴット。やがて精神を患い11年の闘病生活。奇跡の復活を果たした彼の人生は生きる喜びに満ちあふれている。ふたつの個性が共振することで人生の豊かな音色が生まれる。奇跡的な夫婦愛を描いたドキュメンタリー。
というものです。
ドキュメンタリーなので、直ぐに感想に行きますね。
このデイヴィッドさん、才能がどーのというのは、私は良く分かりません。映画の中でもプロとしての技術などは飛び抜けている訳では無いと言っているのですが、それでも、彼の音楽は、聴いていると本当に幸せになる、楽しくなる、生きていて良かった、もっと未来が観たいという気持ちになって行くんです。とっても音が澄んでいるような気がするんです。きっと、誰が聞いてもそう思うんじゃないかな。
彼は、あの「シャイン」の主人公のモデルになった方で、天才と言われながらも精神を病んでしまい、病院に収容されていたのですが、ギリアンと出会い、また音楽を始めるんです。精神科医は精神病では無いとの診断を下したようですが、彼は、多動性障害とかアスペルガー症候群を併発しているのかなと思いました。素人考えですが。一つの事を続けていられず、話をしていたと思ったら突然踊りだしたり、インタビュー中にピアノが弾きたくなってしまったり、そんな彼を見ていると、やっぱり問題を抱えているのだと思われますが、でも、ピアノを弾き始めると、もう、本当に楽しそうで、ピアノに関しては、完璧な音楽家になるんです。
驚くほどに音楽を見極めて、感情を表現していくところが、やっぱり、これこそ天才なんだなと思いました。本当に生演奏が一度でいいから聞いてみたいと思うような方でした。彼の演奏が聞けたら、本当に幸せになれそうな気持がするなぁ。
本当は、大画面で、素晴らしい音響システムで観たら、これ、素晴らしい音だと思うのですが、小さな画面で普通のPCでは、ちょっと残念でした。でも、それでも素晴らしいピアノで、音が飛び跳ねるように気持ち良くて、幸せになれるほどだったので、これ、大画面で観たら、幸せだろうなぁ。とりあえず、彼のCDを購入しようかと思っています。本当に素晴らしいんです。何度も同じ事を書いているけど、これ以外に伝える方法が無いんですもん。
私は、ラフマニノフが素敵だなぁと感じましたが、どんな曲を弾いても、彼のオリジナルのように聞こえて、その魅力に惹き込まれると思います。この映画、あまり宣伝されていないのかなぁ。だって、チラシも置いて無いし、映画サイトにも載っていなかったりするので、本当に勿体ないっす。だって、あの「シャイン」のモデルになった人ですよ。どう考えても、観るべきでしょ。
映画好きにも薦めたいけど、音楽が好きな方にも、ぜひ観て欲しいなと思いました。だってね、彼の演奏って、本当に楽しそうなんです。クラシックでも何でも、音楽って楽しくやって欲しいのに、苦しそうに演奏している人とか、商売として演奏している人って多いでしょ。でも、どこかで楽しいと思って演奏をしないと、先が続かないと思うんです。デイヴィットは、ピアノを弾いている時、本当に嬉しそうなの。彼のピアノは、自分も幸せにして、聞く人も幸せにしているのだと思いました。
私は、この映画、超!超!お薦めしたいと思います。この映画は、本当に観て欲しい。ドキュメンタリーだから、あまり観ないという人も多いと思うけど、こんなに楽しそうに音楽をやる人、見た事無い。お爺ちゃんなんだけど、音楽の天使だと思うんです。音楽ってイイなぁ、映画ってイイなぁって思えるようなドキュメンタリーで、私、こういうの大好きです。ぜひ、観に行ってみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
「デイヴィッドとギリアン 響きあうふたり」
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