【演劇】「家族の基礎 大道寺家の人々」家族と言ってもそれぞれに個性があって、考え方も違うわよね。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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舞台「家族の基礎 大道寺家の人々」を観てきました。

 

 

ストーリーは、

大道寺尚親は、東京郊外のだだっ広い邸宅で両親に放任され、孤独に育った。
 長じて弁護士となった彼は、売り出し中の女優・須真と結婚し一男・一女を得る。
まだまだ女優として活躍したかった須真は、家庭に入ることに不満を持っていたが、尚親はやっと手に入れた「家庭」に満足していた。


 長男の益人は早熟な天才型の少年に育ち、母親の期待を一身に受け、芸術家になることを目指す。長女の紅子はそんな母と兄に反発し、兄の「作品」を勝手にいじって世に送り出す。しかし皮肉にもそのアレンジが世間に受け、大道寺家に莫大な利益をもたらした。
 彼らの周りには個性的な人達が集まってくる。誰もが大道寺家の子供だと信じて疑わない近所の子・染田明司、紅子の友人で謎のシンガー由弦、元汚職警官で大道寺家の使用人・千々松など、など。


 彼らの引き起こす様々な事件に翻弄され、紆余曲折を経て、大道寺家は「劇場」経営に乗り出す。益人は劇場の専属劇団で脚本と演出を担当、須真も女優として活躍する。
ところがある日、尚親の昔の顔なじみ「五郎丸一座」の座長が「大道寺シアター」を訪れる。彼は、反政府組織のリーダー・瀬野尾とその仲間とともに大道寺家に身を寄せるが、彼らは警察にマークされていた。ある日、踏み込んできた国家警察との間にいざこざが起き、それをきっかけに大道寺家の運命は大きく暗転、一家離散に追い込まれる。
 一家の長・尚親は家族の絆を取り戻すべく、立ち上がるが、果たしてその結末は・・・。

 

というお話です。

 

 

この舞台、とっても楽しい内容でした。大道寺家の人達は、自分の家は普通なんだって思っていたと思うんだけど、父親の尚親は、子供の頃からとっても真面目で、何でも自分で出来る子だったのよね。もちろん頭が良かったから弁護士になったんです。でね、妻になった須真は女優の卵で、詐欺にあったところを弁護士の尚親に助けられ結婚をしたのでした。2人の子供たちは美しくて、スゴイ才能の持ち主であり、長男の益戸は芸術の才能が、長女の紅子は商才があるようで、家族みんな、なんとなーくやっていたら儲かっちゃったってことになるんです。羨ましいよね。(笑)

 

お金には困らないんだけど、全員、個性が強くて、まとまっていそうで、まとまってないって感じなの。それぞれの事を解っていそうで、解ってないんです。でも、それって、どの家にでもありますよね。解っているつもりだったんだけど、あれ?っていう事って。そんな事が沢山あったりして、それでも、我が家は普通よねーなんて思っていたら、ちょっと違っていたりして。面白いんです。

 

 

家族って、違う事があったって、解っていなくたって、たとえバラバラになったとしても、また会えば、元に戻る事が出来ますよ。家族なんだからって感じでした。結構、シビアな出来事が起こったりして、どうなっちゃうんだろうって思うんだけど、まぁ、喉元過ぎれば熱さを忘れるって感じで、収まっていくもんなんです。

 

それにしても、テロリストたちは直ぐに出所して、彼らを匿った人は長く入れられちゃうってどういう事?驚いちゃった。あり得ないっしょ。可哀想になぁ。どいつもこいつも、調子良く誤魔化してきちゃって、真面目な人だけバカを見るという典型のように見えました。まぁ、馬鹿正直なのもウザいんだけどね。

 

色々な人間模様が見られて、とても楽しい舞台でした。私のお気に入りは林遣都くんだけど、松重さんと鈴木さんはステキだったなぁ。やっぱり上手いですよね。華があるって言うのかな。出てくると、そこだけパァッと明るくなる感じがあって。夏帆さんや六角さん、眞島さん、坪倉さんも出演されていて、良かったです。

 

 

私は、この舞台、お薦めしたいと思います。とっても明るくて楽しい舞台なので、仕事の帰りに疲れていても、観て楽しくなると思いますよ。東京は終わったので、大阪他で、観れたら観てみて下さい。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

家族の基礎 ~大道寺家の人々~   http://mo-plays.com/kazokunokiso/