「トリプル9」を観てきました。
ストーリーは、
元軍人と悪徳警官で構成されたギャング団を率いるマイケルは、非情な女ボスのリーナが仕切るロシアンマフィアとの関係を断つつもりでいた。しかし、リーナに最愛のひとり息子を人質にとられたマイケルは、国土安全保障省の施設を襲うという、困難極まりない襲撃作戦に挑むことになる。
というお話です。
マイケルは、警官として職務を全うしているように見えて、悪徳警官。実は、元軍人と組んで、ギャング団としても活動をしていました。マイケルの義姉であるリーナは、夫がロシアンマフィアのボスであり、逮捕された夫を助ける為に、マイケルに夫が不利となる証拠を消して欲しいと命令する。リーナの力は大きく、マイケルの妻と息子も、彼女に抑えられています。
マイケルは、家族が一緒に居られるために、リーナの言う事を聞き、証拠が保管されている場所を襲う事を計画するのですが、そこは国土安全保障省の施設であり、簡単には行きません。警官たちの動きを封じてからでないと無理だと言う事が判り、非情な作戦を立てる。
その作戦とは、自分の仲間である警官を襲い、警官が撃たれた時に発せられる非常事態コード”999”を出して、そちらに警官を引きつけて、その間に、国土安全保障省を襲うという計画だった。マイケルは、自分を疑わない仲間を裏切る事となり、苦しい選択を強いられますが、息子の為にと、作戦を実行します。そして・・・。後は、映画を観て下さいね。
この映画、お話は、結構、面白く出来ていたと思います。筋も通っていたし、一応、無理やりにでも、辻褄は合わせてあったので、ツッコミどころはあるけど、楽しませていただきました。悪徳警官と言いながらも、本当は、良い人の部分があったりして、でも、家族の為には仕方が無いという感じが、何とも、面白いと思いました。
話は良いのですが、有名どころが主演していないので、あまりパッとしません。いや、観た事はある俳優さんが多いのですが、イマイチ、パッとしないのよねぇ。ウディ・ハレルソンはカッコ良かったけど、ケイト・ウィンスレットは、イメージが全く違って、嫌なオバサン役だったし、この2人以外は、確かに、アカデミー賞にノミネートされたような俳優たちなんだけど、なーんか、魅力的じゃないのよ。

キウェテル・イジョフォーは、「それでも夜は明ける」の時は合っていたけど、今回の警察の役は、悪徳警官に見えなくて、ちょっと残念だったかな。まぁ、確かに、この役は、心底、悪徳警官になり切っている人という役では無いから、これで良いのかも知れないけど、人を殺したりしているから、どこかでドロドロした面も出して欲しかったのよね。
ま、文句を言いながらも、面白かったです。私は、お薦めしたいと思います。これ、ちょっと出演者が多くて、解りにくい部分も無きにしも非ずだけど、理解出来ると、良く出来ているストーリーなんです。こういう警察系のバイオレンスアクションが好きな方には、とても楽しんで貰えるかなと思いました。ぜひ、観に行ってみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
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