「心霊ドクターと消された記憶」を観てきました。
ストーリーは、
娘を亡くし、悲しみに暮れる精神分析医のピーターのもとに、ある日、エリザベスと名乗る少女が現れ、1枚のメモを残していく。メモを調べていくと、ピーターが受け持つ患者全員が、23年前の1987年7月12日に、ピーターの故郷で起きた列車事故で亡くなっていたことがわかる。そのことをきっかけに、自身の記憶が塗り替えられていることに気付いたピーターは、事故の調査を続け、自身の歪められた記憶の先に隠された真実に迫っていく。
というお話です。
娘を無くした精神分析医のピーターは、娘を忘れられず、妻との仲もギクシャクし、ボロボロになっています。ある日、エリザベスという少女が病院に現れ、目もを残して行きます。何だろうと思って、調べてみると、何故か、ピーターが受け持っている患者全員が、23年前にピーターの故郷で起きた列者事故で亡くなっている人々だということが判ってきます。
何だろうと思って、過去を思い出す為に実家に帰り、自分の部屋の宝箱を開けてみると、列車事故の記事が大切に保管してあり、忘れたいと思っていた自分過去を思い出し、罪の意識に苛まれます。実は、ピーターが、友人と一緒に夜に自転車で遊びに行き、線路の所に自転車を放置して、遊びに明け暮れてしまったことが、事故を起こした要因だと思っていたんです。

ピーターは、罪の意識に耐えられなくなり、警察へ行き、事情を話して、罪を償いたいと話します。話を聞いた警察官は、その列車事故で母親を亡くした女性でした。既に女性に恨みという気持ちは無く、警察官として、適切に話を聞いてくれたのですが、聞いている内に、辻褄が合わないことに気が付き始めます。そして、彼女は、列車事故関連の警察内部の報告書を調査し始めます。するとピーターが言っていた事はおかしい事に気が付きます。

大きな列車が、自転車1台が引っかかった所で、まず、ひっくり返るなどあり得ないと言う事が解ってきて、それじゃ、何があの時にあったんだと探って行きます。ピーターは知っているはずなのに、まるで覚えていない。一体何があったのか。探って行く途中途中で、怪現象が起こり、エリザベスや、列車事故で亡くなった人々が、ピーターの前に現れ、誘導するでも無く、邪魔をするでもなく、ただ、真相を知って欲しそうな眼で見つめるだけ。何とかしなければと事故現場へ向かうピーターでしたが・・・。後は、映画を観て下さいね。
これ、大人しい映画で、あまり色々な所で上映していないのですが、話しは、良く出来ているなと思いました。まぁ、患者、全員が亡霊というのは、ちょっとヤリすぎかな?とは思いましたが、それにしても、良く出来ているなと思いました。
でもね、でもね、あのね、これ、宣伝で”ホラーサスペンス”って、書いておいて欲しかった。あんなに恐いとは思わずに、気を抜いて観に行ったので、突然襲って来るような幽霊の映像は、恐かったなぁ~。あんなに恐いとは・・・。言っておいて欲しかった・・・。いきなり、車に手形とか、付けないでよっ!!
これ、絶対にホラーと付けて宣伝した方が、もっと人気が出ただろうなぁ。こんなに怖ければ、恐いもの観たさで、観る人が増えたと思うもん。もちろん、マジで怖かったですし、あのサム・ニールが、最初は、本当のお医者さんで、味方だと思っていたら、そうじゃなかったりして、まして、故郷に帰ったら・・・。あり得ないっしょ。恐いっしょ。うーん、恐かった・・・。
話としては、娘の死を受容れられない夫婦の話から、夫が心に秘めていた子供の頃に犯してしまった罪の償いに行くのかと思いきや、えっ!と驚く展開になり、”アンタかいっ!”っていう話に変わって行くところが、面白かったなぁ。そこに行くのかぁ~っていうほど、展開が変わって、エリザベスという少女が、どうやって死ぬことになってしまったのかと言う事が解って来るところが、凄いっす。
まぁ、出演者が地味なので、ちょっと、カッコいい活躍って感じにはなりませんが、ホラー推理サスペンス映画と思って観るなら、超楽しめると思いますよ。
私は、この映画、お薦めしたいと思います。じっくり楽しんで、話しを追っていくのが良いと思います。楽しめますよ。でも、ホラーなので、恐いのが大丈夫な人でないと、ちょっとキツいかも。イロもの的な幽霊とか怨霊とかじゃないので、笑えないんですよ。それを踏まえて、ぜひ、観に行ってみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
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