「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」を観ました。
ストーリーは、
アベンジャーズのメンバーとして戦ってから2年、キャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンス)はS.H.I.E.L.D.(シールド)の一員として活動していた。ある日、キャプテン・アメリカとブラック・ウィドウ(スカーレット・ヨハンソン)を世界屈指の暗殺者ウィンター・ソルジャーが襲撃。さらにウィンター・ソルジャーの正体は、キャプテン・アメリカの親友で第2次世界大戦で亡くなったバッキー・バーンズ(セバスチャン・スタン)で……。
というお話です。
ヒーロー映画の王道と言って良いような映画でした。ぶっちゃけ、ベタすぎて、鼻についたというのが、本当の気持ちです。もちろん、アメコミですし、アクションも派手だし、カッコいいし、大迫力ではありますが、昔からヒーローアニメやロボットアニメを観ていた私にとって、映像以外に目新しいものは無いんです。やっぱり、日本の昔のアニメは面白かったなぁ。ちゃんと、そこに人間ドラマが盛り込んであったし、敵にも理があったしね。今回の悪役にも、理屈があるんですけど、なんかね・・・。

まず、このキャプテン・アメリカが、あまりにもヒーローで、良い子であることがムカつくんです。人間なら、必ず、黒い部分もあるだろうし、悪い事を考えてしまう時だってあると思うのに、この彼は、全く無さそうなところが、どーも、ムカつくのよね。人間っぽく無いのよ。キャプテン・アメリカは、普通の人間を薬で強化しているだけなんだから、精神的には人間よね。ソーとかだと、神様だから、ちょっと考え方が違うかも知れないけど、キャプテン・アメリカは、人間なんだから、もう少し、人らしくして欲しいです。

ま、文句はここら辺にして、映画の内容について書きますね。キャプテン・アメリカは、シールドとして仕事をしていて、ある船舶がシージャックされて、その奪還に向かいます。ちょっとした問題はあったものの、船も乗組員も、無事に助ける事が出来て、ひと段落かに見えたのですが、その事件が発端になり、自体は思わぬ方向へ動きます。ニック・フューリーが襲われ、死亡となり、今度は、キャプテン・アメリカやブラック・ウィドウを、シールズが襲ってくる事に。何故、仲間に襲われなければならないのか、ニックを失った今、八方塞がりに。
といった感じで進みます。でもね、実は、映画を観ていると、最初の方で、こいつが犯人だなっていうのが見え見えです。まぁ、見えてよいんだろうけど、あまりにもあからさまなので、謎を追って行く楽しみが無いのよね。それと、笑っちゃうのが、その理由なの。犯人が、あるシステムを起動して、地球を平和にする為なんだって事なんだけど、それ、全然、平和にならないよ。考え方としては、邦画の「プラチナデータ」に似ているんだけど、もし、そのシステムを起動したら、何の面白味も無い世の中になって、衰退していくだけになるわよ。こいつ、頭悪いなぁって思ってしまいました。
そんな頭の悪い敵に対して、真面目に闘っているキャプテン・アメリカって、無駄な事してんなぁって思っちゃうんですよね。とりあえずは、止めないとダメだから闘うんだろうけど、なーんかなぁ。そうそう、敵と言えば、ウィンター・ソルジャーが、超カッコいいっすよ。私は知らなかったんですけど、キャプテン・アメリカのコミック版だと、ウィンター・ソルジャーが仲間になって、何と○○を引き継ぐんですね。ちょっと驚いちゃった。
アクションは、結構、凄かったですよ。航空母艦が、空を飛ぶんですもん、驚いちゃいますよね。それを、何故か、簡単に落としてしまうキャプテン・アメリカたちも、トンデモナイけどね。(笑)それにしても、話の展開は、陳腐だったな。CGのスゴイ映像が無ければ、昔々の子供向けヒーローアニメの30分ドラマと一緒です。参りました。
そういえば、”リベンジ”のエミリー役のエミリー・ヴァンキャンプが出演しているんですね。可愛かったな。

とりあえず、ウィンター・ソルジャーのカッコ良さに免じて、許しましょう。面白かったと言う事にしておきます。(笑)私は、この映画、あんまりお勧め出来ないけど、でも、ヒーローものの王道なので、バカらしくても楽しめる方には、お勧めしても良いかな。脳を使わなくて済むから、子供と一緒に楽しむにも良いかも知れません。もし、気になったら、行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
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