【ラテンビート映画祭】「プールサイド」 男女の隔てなく、魅力的な人間に惹かれるのは仕方ない | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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ラテンビート映画祭で、「プールサイド」を観てきました。みずがめ座


ストーリーは、

高校教師のセバスティアンは、目を怪我したと言う生徒マルティンを病院に連れていく。治療後、車で自宅へ送ろうとするが、マルティンは「家のカギを失くし、親と連絡もとれない」と巧みに嘘をつき、セバスティアンの家へ上がり込む。人目もはばからず、裸で部屋を歩き回るマルティンにセバスティアンは戸惑いを覚えるが…。

というお話です。


ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!-プール1

高校教師と生徒のラブストーリーと言ってしまえば簡単なのですが、それが、男性教師と男子生徒ってことで、色々、興味が出てきますよねぇ。でもね、勘違いしちゃいけないのが、ハードなガチャガチャしたラブストーリーではなく、本当に、プラトニックな、繊細な心の動きを、細かく描写する映画です。


ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!-プール3

ノーマルに暮らしてきたセバスティアンは、彼女との生活が、ちょっと倦怠期に入っているかなって感じの状態なんです。そんな時に、マルティンという生徒が現れて、気になる素振りで、彼の周りを裸でウロウロと・・・。別に、同じ男性なんだからって思っているんだけど、なんだか気になる・・・。そーんな、気持ちの移り変わりを、超繊細に描いていて、観ているこちらも、なんだか、彼が気になってくるんです。


ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!-プール5

彼の身体や姿を、目線で追うように撮影しているので、普通の映像なのに、なんだか艶かしいんですよ。この艶かしい感じが、ベルリン国際映画祭ゲイ&レズビアン映画部門の大賞を貰えた要因かもしれません。本当に、別に、普通の映像なんだけど、なんでなんだろう。


大した出来事が起きるわけでもなく、本当に、教師と生徒で、まして男同士ということで、微妙な距離で、けん制しあったり、近づいたり、ちょっと今までに観たことのない感じのラブストーリーでした。でも、もし、ノーマルな男性が、魅力的な少年に出会ってしまい、ドキドキする気持ちを受け入れられ無くて、自分はおかしいのではないかと悩むって、こんな感じなのかなって思いました。


ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!-プール2

とにかく、同性に惹かれるって、体験したことが無いので、なんとも不思議です。同性に憧れるとか、マジいい奴だなって思うとか、友達として好きとか、そういうのは、もちろんあるけど、恋愛感情を抱くっていうことが無いので、なんとも理解出来ない世界です。でも、本当に魅力的で、相手も自分に好意を抱いてくれていたら、ノーマルでも、こんな気持ちになる事はあるのかも知れません。それは、人間として、性を超えたところで恋愛感情が芽生えるのかも。気になってしまえば、性も関係無くなるってあるのかもね。


ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!-プール4

これ、とっても心に訴えてくる映像なので、映画好きな人は、観ると面白いと思いますよ。ちょっと違う映画です。あと、ゲイなど、同性愛に興味のある方は、ぜひ観て欲しいかも。こんな風に、ノーマルの人でも同性に走ってしまうという不思議な魅力、感じてきて欲しいです。カメ



「ラテンビート映画祭」    http://www.hispanicbeatfilmfestival.com/lbff2011/top.html



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