今日は、「トイレット」を観てきました。
ストーリーは、
引きこもりになったピアニストの長男モーリー、ロボットオタクの次男レイ、大学生の末っ子リサは、母親が亡くなったことから、生前母親が日本から呼び寄せた祖母=ばーちゃんと暮らすこととなる。トイレから出てくる度に、なぜか深いため息をつく”ばーちゃん”は、英語がまったく話せない。次から次へと巻き起こる小さな出来事によって、バラバラだった3兄弟とばーちゃんの絆は、言葉を超えて、次第に深まっていく・・・。
というお話です。

なんだか、とっても、優しい気持ちになる映画でした。家族が恋しくなるというか、一緒にごはんが食べたくなりました。家族って、本当に大切ですよね。最近ニュースで、自分の親が死んだかどうか判らないとかいう話が盛り上がっていましたが、信じられません。自分を産んでくれた親ですよ。自分を育ててくれた親ですよ。もちろん、親と性格が合わないとかいう人が居るかもしれませんが、死んだかどうか判らないっていうのは、どうなんでしょうか・・・。生物として親を慕うって、当たり前の事じゃないのかな。不思議です。
この映画ですが、もたいさん=ばーちゃんは、ある場面で一言話す以外は、まったく喋りません。でもね、孫3人と、目で会話するの。ステキでしょ。言葉は通じて無くても、必死で訴えるしぐさと目でちゃんと通じるんです。なんだか、それを観ているだけで、じんわり感動してきちゃって・・・。大したことが起きる訳でもなく、普通に生活しているんですけど、少しづつ少しづつ、心が表に開いていって、家族がまとまっていくんです。
ネコの”センセー”が超かわいいの~。美ネコなのよ~。この子が画面に居るだけで、すごく和むんですよね。兄弟でケンカになっていても、センセーが画面に出てくるだけで中和されてしまうというか、収まるんですよ。ステキでしょ。

映像がとっても美しいし、音楽も柔らかくて、観ているとリラックス出来るんです。リラクゼーション映画と言っても良いのではないかな。ばーちゃんに見守られている孫たちは、どんどん柔らかくなっていき、観ているこちらも柔らかくされていくんですよ。
私、この映画を観た後、とってもしあわせな気持ちになりました。辛い事もあったりするけど、でも、人間って自分から扉を開かなきゃいけないんだっていう事を教えてくれてくれます。そして、開いてみれば、必ずしあわせがやってくるんです。そんな気持ちを貰って、帰ってきました。

お薦め映画です。ぜひ、残暑を涼しく過ごすために観られると良いのではないでしょうか。
・トイレット@ぴあ映画生活
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