
ストーリーは、
気、水、土、火の4つの王国が均衡を保つ世界。しかし、火の王国が反乱を起こし、人々の平和が脅かされる事態に。気の王国の生き残りであり、気を操ることができる“エアベンダー”、アン(ノア・リンガー)に希望が託される。しかし、彼が世界に調和をもたらすには、気、水、土、火の4つすべてを操る“アバター”を目指さねばなら無かった。アンは、100年前、修行がイヤで飛び出し、気のみしかマスター出来ていなかったのだ。そして・・・。
というお話です。
4要素を求めて旅をするって、結構、ロールプレイングゲームでありますよね。それですそれ。全く同じで、色々な村を回って、自分のレベルを上げてって、4要素の力を覚えて、ラスボスに行くって言う感じです。ま、ちょっと違うとこもあるけど、おおよそそんなもんです。だから、観ていても、自分が進めているゲームと一緒で読めてしまうんですよ。
映像は、確かに凄いですよ。笑っちゃうところも多いけどね。だって、そんなにウネウネ動かないと、空気や水を動かせないの?火のベンダーは、簡単にブワッて操ってるのに、アンだけ、そんなに全身で動かないとダメだなんて、変でしょ~。あまりの動きに、ちょっと笑ってしまいました。でも、波の映像とか、「2012」で観たような波がザッパ~ンってきて、すごいです。
ちょっと、一番言いたい事を言いますが、これ、ネタバレなのかなぁ。そんな事無いよね。これ、3部作とかで作るつもりだったんでしょ。だって、全く終わってないもん。まだ、始まったばかりでしょ。紹介する時に、言ってくれないと、あれっ??って感じで終わってしまいます。私が「ロード・オブ・ザ・リング」の1作目を何も知らずに観たときみたいに、取り残されてしまいますよ。3時間も観せられて、まったく話が進んでいなかったという、ガックリした気持ちを味わうのは困るよね。だから、これ、もしかして、この映画が売れたら、先の話も作るつもりで作ったのかなぁ・・・と思えるんです。ちょっと酷いよね。
出演者は、あまり知らない人が多かったけど、スラムドッグ・ミリオネアのデヴくんが火の国の王子で出てました。この役、とっても良い役でしたよ。彼が主役で、敵国と自国の間で悩む王子って感じでやったほうが、面白かったんじゃないかなぁ。そこに、エアベンダー=アバターのアンが絡んできた方が、よっぽどロープレじゃなかったのに~。
やっぱり、シャマラン監督の作品は、詰めが甘いなぁと思った1作でした。シックスセンスの時は、すごいなぁって思ったのに、どうしちゃったんだろう・・・。
この作品は、あまりお奨め作品とは言えません。だって、決着が着かない話だと、スッキリしませんよね。但し、映像だけを楽しむなら、まぁ、CGもすごいし、楽しめるかもしれません。
・エアベンダー@ぴあ映画生活
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