今日は、「エルム街の悪夢」の試写会に行ってきました。
そうです、あの、”フレディ”の1作目のリメイク版です。ジョニー・ディップのデビュー?作ですよ。
ストーリーは、
エルム街の若者たちは一様に悪夢にうなされていた。赤と緑のストライプのセーターに顔のやけどを隠すフェドーラ帽、鉄の爪を持つ男(ジャッキー・アール・ヘイリー)の夢だった。ある日、夢を見た若者の一人が現実の世界でも殺されてしまう。殺人鬼から逃れるには眠ってはいけないと気付いた彼らだったが……。
というお話です。
フレディ、すごく楽しみにしていたんです。1作目を観たときは、とっても恐くて恐怖だけだったのですが、それから、何作も続くたび、面白くなってきちゃって、”フレディvsジェイソン”の時は、もう、大笑いでした。あれ、既にコメディでしょ。だから、今回のリメイクで、最初の恐いフレディが、なお一層恐くなって戻って来てくれるのかと、期待していたんです。でもね・・・。恐くないの・・・。ただの”変態ロリコン男”なの・・・。(笑)
映像に関してですが、26年前に作られた前作は、それまでに観たことないような恐い映像で、壁からフレディがにゅ~っと出てくるところなど、前の方が、アナログだったけど、恐かったなぁ。今回は、CGなんだけど、ぜんぜん恐くないの。これだけCGが進化しているのに、超安いCGだったのかしら。あまりにもマンガのようで、腹が立ちました。あと、天井に血が沸くところも、あっという間にキレイになっちゃって、ショッキングじゃないんですよ。
恐くないなら、コメディー路線に変更しちゃえばいいのにと思うんだけど、笑える要素は一切無いし、なんだか、興ざめでした。
そうそう、フレディに関してですが、ジャッキー・アール・ヘイリーが演じています。確かに、上手いのかもしれませんが、前作のフレディの嫌らしさや色気みたいのが無いんです。あの鉄の爪をカリカリカリって壁に沿わせる仕草や、鉄の爪の動かし方など、フレディが優位に立っているという優越感が前作のフレデシは、感じられたんです。
今回の「エルム街の悪夢」、ま、あまり期待しないで観に行けば、許せる範囲かもしれません。でも、私は、この作品より、1984年版「エルム街~」を観る方をお奨めするかな。楽しみにしている方、ごめんなさい。
あ、残酷なシーンもありますので、出来れば子供さんには、観せないであげてくださいね。
・エルム街の悪夢@ぴあ映画生活
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