今日は、「フラワーズ」の試写会に行ってきました。
ストーリーは、
昭和11年・春。親同士が決めた結婚に婚礼前日まで悩み続ける凛。これからの時代の女性の生き方と自由への葛藤、そして会ったことがない伴侶への不安を抱えながら式当日を迎える。厳格な父を前にして、結論を出せないまま遂に凛は花嫁姿のまま家を飛び出してしまう…。凛が花嫁姿で走り出した昭和11年から、凛の三女・慧の長女・奏が決意する平成の現代まで、前向きに芯のある凛とした日本女性たちの美しさの瞬間瞬間を三代にわたり大河ドラマとして描き出す。
というお話です。
3世代の日本の昭和に生きる女性を描いているのですが、どの時代の女性も大女優が演じているので、どこが一番描きたい時代なのか、何を描きたいのか、あまり理解が出来ませんでした。ただ、日本女性は、こんな風に生きてきて、それなりに幸せだったんだぞーって言う事を描きたかったのかしら・・・。
ごめんなさい。映画というと、どーも、一つのテーマで話がずーっと続いていくのに慣れているので、ちょっとストーリーの展開についていくのが辛かったです。オムニバスでも、時系列が同じならば、それほど違和感がないのですが、時系列がまったく違うと、確かに話は続いているのですが、ちょっと面倒くさいんですよね。
それぞれの6人の女性の話は、ま、それなりにまとまってはいるのですが、それほど深い内容ではなく、日常の生活で女性がどんな悩みを持っていたかとか、社会の中で女性が仕事をする事がどれほど大変だったのかとか、時代それぞれの女性の置かれている立場を良く表現していました。
6人の大女優ということで、本当に、画面内は美しく、華やかです。そして、その時代に合わせて、フィルムの色を工夫してあって、昭和初期はモノクロで、40年代はちょっとグリーンが強い感じの色で、その古さを表していましたよ。そこら辺の気の使い方は、面白いなぁと思いました。
今回、資生堂ツバキとのタイアップとのことで、椿の映像が挟み込んであり、そのほかかんぽ生命のタイアップでイノッチ(井ノ原くん)が出ていたり、結構、宣伝バリバリの映画でした。映画も予算が大変なんでしょうね。
色々書きましたが、6人女優と脇を固めるステキな俳優さんたちにより、とりあえずは、観て損をする作品にはなっていません。観てから”観て損した~!”ということは、絶対にない作品です。誰が観ても、とりあえずは納得する安全パイだと思っていただければ、良いのではないでしょうか。
但し、あまり内容に期待してしまうと、まったく波が無いので、あらっ?と思うかもしれません。
美しい女優さん達を観て来て下さいね。
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