今日は、映画を観に行かなかったので(たまには休まないとね。)、先日読んだ本について書きます。
この「六月六日生まれの天使」ですが、本屋さんに行ったら、本屋さんお奨めの評が載っていて、買ってみました。
あらすじは、
ふと目覚めると、私は記憶を失っていた。同じベッドには、ゴムの仮面を被った全裸の男が眠っている。ここはどこ?この男は誰?扉を開けると、以外にも外は雪、そして初老のサンタクロースが私に手招きしている!
というお話です。
読んでみて、どう考えてもこれ、映像化出来ない作品だなーって思いました。これは、本を読むという行為をすごく良く解かっていて、それを利用しているサスペンスなんです。読んでいる人間は、読んでいる作品の中の一人の人物ではなく、たくさんの人物を追わなければならないじゃないですか。でも、一人称で書かれていれば、その人物を自分に重ね合わせて読んでいく。でも、その人物は、固定されている訳じゃないんですよね。これ、言葉で説明するの、すごく難しいです。
話としては、それほどすごい話ではないんですが、その描き方がすごく面白いんです。ちょっと他では無いような感じです。読み終わってみると、あれっ?あそこで、ああ・・・。って思い返して、もう一度読み流してしまうような作品です。
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たまには、こんな本を読んでみるのも面白いのではないかと思いました。良かったら本屋で捜してみてね。
それと一緒に、「聖☆おにいさん」5巻を買ってきました~。映画「レギオン」を観る前に、このマンガ読んでいれば、天使の日常が解かって、面白いのになー。(笑)ついでに、輪廻転生や諸行無常も解かるのに~。(笑)
- 聖☆おにいさん(5) (モーニングKC)/中村 光
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