先日、”大洗にも星はふるなり”を観てきました。
ストーリーは、
茨城、大洗にある海の家でのクリスマス・イブ。ナルシスト男の杉本(山田孝之)、サメオタクの松山(山本裕典)らひと夏を海の家で働いた男たちが、マドンナ・江里子(戸田恵梨香)の手紙のもとに召集された。皆が皆「江里子の本命は自分」と言い張るが、偶然現れた弁護士の関口(安田顕)が彼らの本命説をことごとく論破していき、誰が江里子に告白するかを審査して行くのだが・・・。
というお話です。

真冬のクリスマスイブに、海の家に集まるって、いったい何なんだって思うけど、その海の家で、ずーっと進んでいく舞台劇のような映画です。あの”キサラギ”の大人数版みたいかな。芸達者な若手俳優が集まって、どの子も、一癖も二癖もあって、面白いの。その会話のテンポの良さに、つい引き込まれます。
出ている誰もが、マジメに考えてそうで、まったく考えてなくて、おバカで、なんと言っていいか分かりません。山田くん、どうしてそんな役やってるの~!!(^_^;) でも、好き。
イヤイヤ、ホントに面白いんだけど、でもねー、なんとなく、深夜にやっているコメディドラマを一挙放送って感じに観えちゃうんですよ。残念ながら・・・。
せっかく映画なんだから、その画面の大きさや音の良さ、舞台など、もう少し贅沢に使ってみても良かったんじゃないでしょうか。なんか、とっても、残念なんだよな~。こんなに面白い役者がそろってるんだから、もっと大胆に色々出来たんじゃないかなぁ。勿体無いですよ~。

それにしても、山田くんは、カメレオン役者ですね~。ムウの神父役みたいなマジメな役をやるかと思えば、今回の杉本みたいな、勘違いストーカーをやったりして、凄いです。どちらもピッタリしていて、驚いちゃう。今回のストーカー役は、マジにキモイんですよ。すごいの。これだけは、観て欲しいなぁ。
あと、マスター役の佐藤二朗さん。彼の怪演で、映画が締まってというか、まとまっている感じがありました。いつも脇役で、すごい良い味を出してくれる佐藤さん、好きです。

この映画、いつまでやってくれるかなぁ。もし、お時間があったら、観に行ってください。どーも、大画面で観る必要があるのかというと、難しい感があります。でも、山田くん、山本くんのファンは、ぜひ観に行ってくださいね。大画面での彼らの怪演は、最高です。私は、もう一度、DVDで、横になりながらソファで観たい作品だと思っています。
