今日は、"扉をたたく人"の試写会に行ってきました。
妻に先立たれ、孤独な大学教授ウォルター。久しぶりに、ニューヨークの別宅に戻ると、見知らぬカップルが住んでいた。行くところが無い二人を可哀想に思い、一緒に住む事を薦め、その一人タレクにジャンベ(アフリカン・ドラム)を習いはざめる。二人の友情が深まっていく中、タレクが不法滞在で拘束されてしまう。彼を助けようとするウォルターだが…。という内容です。
この映画、とても良い映画でした。アカデミー賞にノミネートされた事を知らなかったのですが、この内容なら頷けます。何年も人間味が欠けるような生活を送ってきたウォルターが、若者との交流で、どんどん人間味が出てきて、笑うようになって行くのがとっても素敵です。![]()
タレクは、"悪いことは何もしてないのに、逮捕されて強制送還だなんて!"と訴え、ウォルターも色々な手を尽くすんですが、それって、どうなのかなぁ。不法滞在は悪いことだと思うんですが、どうでしょうか。やはり、その国に住みたければ、正規の手順を踏むのが当たり前で、紛争などで仕方ない時は、亡命という手を取るしか無いでしょう。いい加減で赦して貰おうというのが間違ってると思います。もちろん、人権とか言うだろうけど、元から住んでる国民にも人権があるんですよね。外からパッと来て、住んじゃおうなんて、虫がよすぎるでしょ。移民したければ、住んでる人間に敬意を持って対応してくるのが常識だと思うんです。そういうところが、ちょっとムカッときたかな。でも、アメリカも、意味もなくダメダメって言うのは、問題ですよね。確かに、イスラム圏の人が911のテロを行なったのだろうけど、すべてのイスラム圏の人がそういう人ではないのだから、もう少し、精査してあげる必要もあるんだろうと思いました。![]()
こんなに力説させるほど、良い映画でした。笑えて楽しめて、考えて、感動する、ステキな映画です。
とってもお勧め映画です。ぜひ、機会があれば、観て下さい。
単館系なので、色々なところでやら無いかも知れないですけど、DVDが出てからでも、ぜひ、一度は観る価値のある映画だと思いますよ。![]()