「山桜」の試写会に行ってきました。いや~、年配の方が多くて、驚きましたが・・・。そのせいか、映画上映中に咳払いや貧乏ゆすりの音やその他もろもろ、雑音が多くて、ちょっと悲しくなりました。静かに動かず観ようよね。
この映画は、”静”の映画だと思います。演技が本当に抑えられていて、ジーンと来る感じです。藤沢文学を、キレイに映像化したという感じですね。どの方も良いのですが、富司純子さんが出てきたら、凛として空気が澄んだ気がしました。やっぱり凄い方だなぁと感動です。東山くんも、あまりずーっと出ているわけではないのですが、彼の存在が他のすべての方の背後にあるようで、映画に芯が通っているという感じです。激しい動きは無いのですが、観た後に、「はぁ、良かったなぁ」と感じられる映画ではないかと思います。この映画は、カップルとか若い方には、ちょっとどうかなぁと思います。藤沢文学とかが好きな方には、本当にお勧めだと思います。