今日、光市の事件の判決が出て、この映画を思い出しました。浅野さんが主演の”誰がために”です。この事件をヒントに作られていると思うのですが、その被害者の心情を良く表していて、結構、辛い映画でした。浅野さんが被害者の夫で、犯人が小池徹平くんなんです。犯人がちょっと可愛すぎるのが難点ですが・・・。主人公の妊娠中の奥さんが、アパートに入ってきた犯人に殺されるんですが、女性の目から見ると、こんな殺され方、絶対許せないです。それで、未成年ということで許されてしまうなんて、絶えられない辛い映画でした。被害者の夫は、目の前に犯人がいるのに、手が出せなくて、もう諦めて、自分で、自分の中で整理をつけるしかないということなんですが、納得出来ませんでした。
今回、この事件の判決が出て、それほど日本も狂ってないなと思いました。死刑とかなんとかの問題じゃなく、人を殺したら、償わなきゃいけないということです。私は、この判決、正しかったと思います。
これを期に、ちょっとこの映画、DVDで観てみたらいかがでしょうか。考えさせられますよ。