ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
スミマセンが、ペタの受付を一時中断しています。ごめんなさい。

勝手映画評及び舞台評です。自分の思ったことを脳から直接指先に排出しているので、制御が効きません。音譜


映画館、試写会での鑑賞の他に、映画祭の記事も載せています。他に、舞台なども好きなので、そちらも読んでください。私の趣味満載のブログです。文句などがあっても、お手柔らかに。コメントなど、反映に長くて1日かかる場合がございます。申し訳ありません。待っていて下さいね。カメ

ペタを一時中断させていただいています。スミマセン。

 

「アグリーシスター 可愛いあの娘は醜いわたし」

 

を観ました。Fan’s Voiceさんの独占最速オンライン試写会が当たり観せていただきました。(@fansvoicejp)

 

ストーリーは、

母レベッカの再婚でこの国にやってきたエルヴィラ。控えめな容姿で美しい義妹にコンプレックスを抱いていた。ある日、王子の花嫁候補を集めた舞踏会が開かれることになり、レベッカはエルヴィラが花嫁に選ばれるよう顔整形などあらゆる手立てを施してゆく。

というお話です。

 

 

エルヴィラは、母レベッカの再婚のために妹アルマとこの王国へとやってきた。ユリアン王子の花嫁になることを夢見ながら。 新しい家族となる義姉妹のアグネスは家柄に恵まれたとても美しい女性。一方、エルヴィラは矯正器具に覆われた口元、ふくよかな体形、こじんまりとした鼻、つぶらな瞳、美しいとは言えない。

結婚式も終わり家族での食事中、突然に父親が苦しみだし亡くなってしまう。事態は一変し、アグネスは父親がお金に困って持参金目当てにレベッカと再婚したことを告白する。ほとんどの領地は没収され、家族と少数の使用人のみになった屋敷。



 

 レベッカはアグネスを貶め、エルヴィラを国王の花嫁にするため手段を選ばずに美を施してゆく。そんななか、ユリアン王子の花嫁候補を集めた舞踏会が開かれることになる。スウェランディア王国のユリアン王子は、淑女たちの憧れの存在。彼と結婚するために、彼女たちは日々努力を重ね、美しさに磨きをかけるのだ。

アグネスは馬番と恋に落ちていたがレベッカに別れさせられ、使用人としての扱いを受けるようになる。アグネスは再起の為に王子の舞踏会へ参加しようとするがエルヴィラに阻止され諦めていたところに死んだ母親が現れて魔法で舞踏会へ行けることに。そして…。後は、映画を観てくださいね。


 

このお話はシンデレラを映画化したものです。但し、ディズニーなどのシンデレラとは違います。恐ろしいグリム童話の原作を元に、意地悪な義姉妹と義母を中心に描かれたお話です。おとぎ話とは違い、この時代の現実を踏まえつつ女性たちがどうやって生きていったのかを描いています。

 

アグネスが父親と二人で住んでいる屋敷に継母となるレベッカとその娘たちエルヴィラとアルマがやってきます。レベッカは金持ちの貴族を捕まえて裕福に暮らすつもりでした。でもアグネスの父親は農園などの経営能力が無かったようで、レベッカの持参金目当てに結婚をしたのでした。

 

この時代、女性に相続権が無いので死んだら直ぐに管財人のような人たちが来て財産を整理し農場などは没収されて、屋敷とわずかなお金しか残らなかったんじゃないかな。なのでアグネスを使用人のように扱い、レベッカはエルヴィラを何とかして王子の嫁にするためにその時代の全身整形を始めるんです。

 

 

ここからがマジでボディホラーでした。この時代だから麻酔なんて無いのよ。いきなり顔にノミを打ち込んだりするんです。もー、観ていてもギャ~って感じで観ていられませんでした。この時代に顔整形なんてしちゃダメだよ。満足な消毒方法も確立されていないのに、いい加減にしなさいよって思っちゃった。

 

顔整形をし豊胸手術をして、どんどん完璧な美しい女性になっていくエルヴィラ。最後には痩せるためにサナダ虫ダイエットをするんです。おいおい寄生虫ダイエットって確かに現代でもあるらしいけどさすがに気持ち悪いでしょ~!というか、この映画を観たら寄生虫ダイエットは出来なくなるんじゃないかな。気持ち悪すぎて飲み込めないよ。

 

 

そんな風に全身改造を始めるエルヴィラ。さすがに怖かったです。最初出てきた時は、ちょっとぽっちゃりで可愛い感じの女の子なんです。王子様が書いた詩集を読んで、いつか王子様と結婚して幸せになるんだと夢見ている本当にかわいい女性なんです。それが美しい女性にはなっていくんだけど、まるで怪物になっていくように見えるんです。

 

エルヴィラは母親に逆らえず、言われるがままに美しくなるんです。もちろん本人も王子様と結婚するのが夢なんだけど、それは今の自分を気に入ってくれるという前提だったのに。でも美しくならないと結婚は出来ないと言われて、王子様の為に必死で美しくなるんです。これは可哀想でした。拷問ですよ。

 

 

王子の方はこの時代の男ですから酷くゲスい男で、女をSEXの道具くらいにしか思っていないようでした。こんなヤツと結婚したって幸せになんてなれないですよ。まぁ、お金はあるだろうけどね。この時代は女性には地獄だったんじゃないかしら。ただモノとして扱われ、何の権利も無く、その美しさだけで判断されるというとんでもない時代です。

 

シンデレラ=アグネスも結婚したからって幸せにはなれなかったと思いますよ。魔法の馬車にのって舞踏会へ行き、12時の鐘を聴いて魔法が解ける前に片方の靴を落として逃げ帰ってきたんです。その靴を追って王子が結婚を申し込みに来る。確かにおとぎ話と同じではありますが、この映画を観ると彼女が決して幸せにはなれないという事が解ります。

 

 

凄い映画でした。美しくなるために努力するのは良いけど、これはやっぱりホラーだと思いました。顔を何度もいじったり、豊胸したり、脂肪吸引したり、全身サイボーグのようにして美しくなっていくことを望む方は現代にもいるようで、それを否定はしませんが私には出来ないなと思いました。今の自分に満足出来ないからだと思いますが、やり過ぎるとどこを目指しているのか解らなくなるんじゃないかな。何度整形しても満足は出来ないだろうと思います。

 

映画の中で唯一冷静に観ているのが姉妹の妹であるアルマなんです。彼女だけは母親に振り回され苦しんで美しくなっていくエルヴィラを悲しい目で見つめているんです。そして自分が生理になり大人になったと判った時、女となった自分を嫌だと思ったんじゃないかな。アルマが一番マトモな感覚を持っている女性でした。

 

 

アグネスもちょっとおかしいんですよ。馬番と密通してるけど王子と結婚して裕福になると言っていたり、酷く打算的なシンデレラなんです。どいつもこいつも酷いなぁと思いました。その酷さが解るのが、エンドロールが終わってからの映像です。これ最後まで観て欲しい。いかに全員がお金お金で動いているのかが解ります。アグリーシスターというのがアグネスとエルヴィラだったことがここで解ると思いました。この二人の義姉妹が醜い姉妹なんです。

 

これ面白い映画でした。内容が深いのでもう一度じっくりと観たいくらいなんですが、怖くて観れないかもしれないなぁ。誰かが殺されたり殺したりじゃないんです。ただ痛い、辛い、怖いんです。ちょっと普通のホラー映画とは違うと思いした。お話はシンデレラなのにこんなに面白くなるんですね。

 

 

私はこの映画、超!お薦めしたいと思います。本当はもう一つ超を付けたいくらいなんだけど、大画面で観たらもっと面白いんじゃないかと思い1つにしておきます。これは今年最初に楽しめるホラー映画なんじゃないかな。シンデレラの話なので沢山の人が楽しめると思います。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「アグリーシスター 可愛いあの娘は醜いわたし」