ジャン・モーリス・ラフォー シノン ル・ピュイ 2020年。


1693年にマチュラン・ボトローが設立後、14世代続く蔵元。

現当主はロドルフ・ラフォー氏で、父ジャン・モーリス氏から畑を引き継ぎ、約50haの畑を管理し運営する。

シノンで初めて区画毎にワインを仕込んだ生産者の1人でもある。

この赤は、ヴィエンヌ川とロワール川の中間、下流方面の20km先にはソミュール城も見渡せるような小さな丘の畑。

シノンの景勝地としても有名なレ・ピュイ・ド・シノネの真南向き斜面、1.7haの畑に植わるカベルネ・フランを使用。

両川からの浸食や沖積の影響を受けた珪質粘土石灰の土壌φ(..)

約1ヶ月のマセラシオン、500Lの新樽および1年使用樽でアルコール発酵とMLF、その後18ヶ月の熟成後にボトリング。

カシスなどの黒い果実にプラム、サワーチェリーのような酸、様々な色のフルーツが見え、余韻も複雑。

炭、樽香、青さは無く、タンニンも程々、上品なシノン。

良い。