シャトー・ランクロ  1990年。

ポムロルの最も西寄り、ルパンやクロ・ルネに隣接するシャトー。

いくつもの区画に分かれた砂と砂利と火打石の土壌に約10haの畑を所有し、メルロー82%、カベルネ・フラン17%、マルベック1%の栽培比率。

2006年まで1世紀以上の長きに亘りラルーコー家が所有していた。

現在はアメリカの富豪アダムス・フレンチ・ヴィンヤード社が買収し運営している。

比較的若い内に飲んだ方が美味しいとの事だが、1990年は秀逸。

煙草に香水、遠くから香る珈琲、とてお落ち着いているが果実もまだまだ残っていて、期待値よりも上回った。
昭和の映画の一コマを観ているよう。