ギフトエコノミー(ギフト経済・贈与経済)とは?
お金で交換する資本主義経済とは違う、見返りを求めずとにかく与えることを優先する支え合いや与え合いの中で生きる経済のこと。
例えば、優しい言葉、笑顔、重い荷物が持てない人の代わりに買い物をしてあげるなど、必ずしもお金を介する必要がなく、お互いの信頼や関係性(社会資本)がベースになっている
見返りをもとめない贈与、無償の分かち合いでつなぐ経済のギフトエコノミーには、「受け取る」「感謝する」「ゆずる」という3つの基本的なアクションがあります。
ごみゼロ(ゼロ・ウェイスト)を目指し、サスティナブルとギフトエコノミーを取り入れながら、高知の山のふもとに暮らす服部雄一郎さん一家の暮らしをお手本にした実践ギフトエコノミーの第2ステップです。
実践ギフトエコノミーのステップ②「感謝する」では、「スペンドシフト」というお金の使い方で、愛情や感謝の気持ちが芽生え、幸せな気分になるお買い物を増やします。
スペンドシフト
消費(スペンド)が転換(シフト)するという意。「より多くより安く」ではなく、自分の価値観に沿って「よりよく」意識的にお金を使う消費行動のこと。
企業や市場にコントロールされず、自分の価値観を反映させるようなものや人や会社にお金を支払うことで、手元を離れたお金以上の豊かさや満足感が得られるのが「スペンドシフト」
結果として感謝の気持ちが生まれるのですね。
ステップ②「感謝する」アクション一例
- 応援したいお店や人の商品やサービスにお金を使うこと
- 同じ価値観やビジョンを持つお店やサービスにお金を使うときは、自分の価値観や信念と合わせて「ありがとう」と支払う
- 使ったお金が経済をより豊かにして、何倍にもなって返ってくる
金額や売り上げだけでは計れないコーヒーショップ
服部麻子さん 定休日以外はいつもお店が開いていて、ここに来れば、整った気持ちの良い空間でおいしいコーヒーを飲むことができます。
しかも、知り合いに偶然出会う確率も驚くほど高くて、楽しくおしゃべりするうちに、すっかりリフレッシュ。
そんなトータル利益を考えれば、コーヒー1杯500円なんて、現実で受けとったものの価値をまったく反映していなくて、むしろその何倍もの価値を生み出していると思うんです。
greenz.jp ギフトエコノミーは資本主義経済とも両立できる。服部雄一郎・麻子さんに教わる、豊かなお金の使い方と自然の恵みにならう暮らしのはじめ方
服部家にならって、私も実践!
やってみよう!実践ギフトエコノミー②「感謝する」
- わが家の食卓を彩る毎日の食材や日用品などは、安心安全な国産食材を取り扱うコープ自然派の宅配を利用。週1回、玄関先まで届けてくれるので買い物の手間ヒマ省けてとても助かってます!
- 6年前に使用していた大阪・泉佐野にある無添加手作り石けんの存在を思い出し、久々に購入。(無添加石けんオランク・オラン)
- 和歌山・熊野にあるパン工房木造校舎の無農薬・化学肥料不使用の全粒粉で焼いたパンを定期購入している。(毎月届くおまかせパンセット!美味♡)
- シャイで素直でユーモアのある2人の息子達の存在すべてに「ありがとう!」君たちに出逢えたことに感謝。そして、私を人として母として成長させてくれる君たちと過ごせる日常に感謝です♡
などなど
なじみのお店や生産者さんへの感謝♡
そして、道路工事や整備中に駐在するガードマンさん。
歩行者と自動車の安全を配慮しながらスムーズな通行を誘導するガードマンさんには毎日といっていいほど、お世話になっています。
今日も安全に通行させていただけたことに感謝します。
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スペンドシフトではなくても、見ず知らずの「あの人」へ感謝を含めたら・・・ギフトエコノミーは日常に埋もれていることがわかります。
ほんま、みんな おおきに。m(^^)m
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▶実践ギフトエコノミーは、greenzライター・編集者:土居彩さんの記事を参考にしています。
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今日はここまで。
つづく。^^