たったの1枚が500年の負担 | タブーから自由になって、より健康で豊かな月経ライフを! ~バスク在住ドゥーラ 寺本裕美子~

タブーから自由になって、より健康で豊かな月経ライフを! ~バスク在住ドゥーラ 寺本裕美子~

月経、妊娠・出産、育児や更年期。心とカラダの健康について、女性のエンパワメントのためのブログです。

 

こんにちは! 

 

月経リテラシーで

いのちのエンパワメントを目指す、

ユミコです。

 

今日もこのブログを選んでくださり、

本当にありがとうございます!

 

(→プロフィールはこちらからどうぞ!

 

 

この前の日曜日に、サマータイムが終了し

冬時間に突入。

 

夜の20時前後はまだ薄暗い感じだったのが、

今は18時にはどっぷりと暗くなり、「え、もう21時?」

という感じです。

 

いつまでたっても慣れないもので、

みんなブーブー言ってます。(笑)

 

 

生理の貧困問題も絡んで、

生理用品の税率をさげよう!!と動きが出始めて

何年か経ちましたが、

 

スペインでは一度無念にも叶わなかった政府の公約が

1月にようやく実現されます。

 

10%(現在) → 4%(2023年1月~) に軽減、

生理用品は「生活必需品」として認められます。

 

 

(スペインのニュースより)

 

 

初めて無税にした国はケニア(2004~)です。

 

その後、

ルワンダ、オーストラリア、カナダ、インド、ジャマイカ、

レバノン、アメリカ合衆国の10州、アイルランド、英国

と続いたらしい。

 

 

ヨーロッパ各国の税率は画像⇑の通りです。

(🟢は無税)

スペイン(España)の周りはすでに減税しており、

多くの女性が求めていたので、

「やっとその時がきた!!」という気持ちです。

 

 

この統計(ヨーロッパ)によると、

 

1日にタンポン4個

またはナプキン5枚使用するとして、

 

1人につき

タンポン: 6.000本

ナプキン: 8.000枚

5.250ユーロ(×135円)

消費する。

 

 

日本のタンポン使用率はもっと低いですね。

その分ナプキンの使用量が多いと思います。

 

どちらにせよ、高くつく。

 

 

ひと月の出費 x 12か月 x 40年

480倍の額が、大体の生涯の生理用品への出費。

 

年に13回あるなら、520倍です。

(妊娠、産後の生理がない期間もありますが)

 

痛み止めとかホッカイロとか必要なグッズが

それぞれあるでしょうし、すべてを含めたら

結構な出費ですよね。

 

 

 

減税しない、という事実の裏には

やはり税収が減るから、という財務省もいたんですが、

 

スペインでは全体の3,000万ユーロ、税収の0.0057%

だそうで。

「大した額ではない!!!」が支持側の意見でした。

 

1ユーロは約135円なので40億円。

日本の税収は約100兆円。

 

…想像つかない金額ですね。(笑)

 

(StopTamponTaxキャンペーン画像)

 

 

 

個人的には布ナプキン、月経カップを

お勧めします。生理痛があるなら特に…。

 

従来のナプキンは、膣を冷やすと言われています。

 

いくらサラサラでも薄くても、

通気性のないプラスチックで膣に長時間蓋をするのと同じです。

「吸収率バツグン」? 気を付けてね。

 

タンポン同様、長期的に見たら非常に高くつくし、

水に流せるナプキンでない場合、環境にも負担です。

(日本にも何種類か出ていますね)

 

 

 

 

⇓『Planera』を設立したアーロン・コーシーさんの言葉 ⇓

「8時間しか使われないナプキンが500年も残ってはいけない」

 

 

やはり社会全体で考えるべきことだなあと思います。

 

 

お読みいただきありがとうございました!

 

バスクのユミコより。