女性の健康を守りたい私の本音 | タブーから自由になって、より健康で豊かな月経ライフを! ~バスク在住ドゥーラ 寺本裕美子~

タブーから自由になって、より健康で豊かな月経ライフを! ~バスク在住ドゥーラ 寺本裕美子~

月経、妊娠・出産、育児や更年期。心とカラダの健康について、女性のエンパワメントのためのブログです。

 

こんにちは! 

 

月経リテラシーで女性のエンパワメントを目指す、ユミコです。

 

今日もこのブログを選んでくださり、ありがとうございます。

 

 

教わらなかった月経のこと、もっと知りたい!

身体と仲良しになって、より健康になりたい!

タブーから解放されたい!

より豊かな性教育が必要!

 

そう願っている方に向けて、お届けしています。

(→プロフィールはこちら

 

 

 

私にとって月経周期と向き合うことは

「自分らしい」暮らしを手に入れるために、

たくさんベネフィットがあったと思っています。

 

「身体と紙とペン」があれば、(笑)

あとは自分次第で、自分のリズムで、

自分の色々を発見できる。

 

時間はかかります。でもね、

 

月経が愛おしくなったり、

 

こんなに豊かな身体を持ってるなんて、

女で良かったんじゃないか、

 

無視しててもったいなかったな、

と心から思ったのです。

 

 

自分が自分を受け入れ労わることができれば、

そのエネルギーは人間関係をも

良くする(快適にする)。 罪悪感も、減る。

 

もっと若い人、女性をケアする人など、

より多くの人が知れば知るほど、

健康な月経ライフを送る人が増えると

信じています。

 

それを変えられるために、

まずは月経がある人、本人の

「身体を生きている」という自覚が

大切だなあと感じています。

 

その意識づくりのために、講座もしています。

内容に関心がある方は、

是非ここから詳細をご覧くださいね。

 

 

 

「あなたはどうしたい?」

 

それまで、

「女性らしさ」「学生らしさ」「姉らしさ」

「後輩・先輩らしさ」「娘らしさ」「母らしさ」…

 

という沢山の固定概念が真実だと信じて、

というかそれに合わせなければという感覚で、

自分のアイデンティティを狭い枠で

築いていたと思います。

 

当てはまらない自分がどうしてもいるんだけど、

そのナマの感覚をかき消すかのように

無理していたり、本音が言えなかったり、

怒っているのに我慢したり。

 

 

周りもその固定概念を信じているから、

罪悪感を他人にも自分にも抱いたり。

 

言葉でうまく言えなかったり。

感情を認めること、尊重されることは、

暮らしに余裕がないと

なかなかできないものですよね。

 

 

タブーや本当の私でない「〇〇らしさ」に

付きまとわれる人生は嫌だ、もったいない、

と思うようになったのは、

 

今多くの場所で、

 

女性の健康が軽視されている

と知ったからです。

 

自ら力を発揮できないような管理的な

仕組みが背景にあると知ったからです。

 

私たちの身体は大切にされていないのに、

他人に優しくとか、他人を気遣ってとか、

他人をケアするための責任を持たされ、

色々とルールがありますけど、

 

 

それは誰のためでしょうか。

 

「あなたはどうしたい?」

聞いてくれることはあるでしょうか。

 

「仕方がない」

と諦めてはいないでしょうか。

 

 

現代の女性の子宮は、

日々の自分のエネルギーだけでなく、

外からあなたが感じ取るエネルギーも受け取って、

きゅーっと縮みがちになっていると言われています。

 

「こうでなきゃ」

「痩せなきゃ」

「明るく元気でいなきゃ」

「我慢しなきゃ」

 

そういった不安やストレスが多く、忙しくて

普段子宮がリラックスできていないと

月経で経血を出す時の収縮が痛かったり

(月経痛)、

お産の痛みが増したりします。

 

 

自分はどうしたいか、

何のためにそうしたいのか、

 

問いかけることはとても大切だと思います。

 

 

 

また、痛いのが普通、しょうがない、と感じて

我慢している女性は多いと言われています。

 

そこで、痛くない月経、

症状がない周期を過ごすために、

 

1.病院に行ってお薬で月経を止めたり

     経血量を減らすなどで快適に過ごす方法

 

2.生活習慣を見直す

 

3.身体と向き合えるエクササイズなどの

  パーソナルワーク

 

といった選択肢があると思うのですが、

 

お産にしても月経にしても、

「痛い」という状態や、そう感じるのは

良いも悪いも理由があります。

 

 

それを味方と見るか、敵と見るか。

 

ありがたいメッセージと受け取るか、

早く取り除くべきものだと受け取るか。

 

その理由を探って身体(あなた)が

すでにもっている力を活用するか、しないか。

 

待てるか待てないか。

 

など、それぞれの基準があり、

お一人お一人、その時の状況含め、選び方、

タイミング、リズム、すべて異なります。

 

ひどい痛みが繰り返される、

日常生活に支障があるという方は、

子宮の病気などが原因かもしれないので、

 

どうか我慢せずに早くにお医者さんに

診てもらった方が良いと思います。

 

月経に関わらず、

痛みを出すということは、何か見直すことがある、

ケアするべきことがあるというメッセージですよね。

 

 

 

私の中の違和感

 

「ちょっとこれは女性のためとは

言えないのではないか」という違和感や、

 

医療者としての姿勢に疑問を感じる

内容の記事を見ることがあります。

 

このように見て考える女性はたくさんおり、

私もその中の一人の女性として、

気持ちをシェアしたいと思います。

 

個人的な意見として

以下お読みいただけたら嬉しいです。

 

 

 

近頃、

 

「妊娠する予定がないなら、月経はなくても良い」

 

「初経がきたらピルを飲んでも良い」

 

「毎月のように月経を続けていることの方が、

妊娠にとってマイナスになることもある」

 

「最近の世界の医学界では、

『月経は必要ないもの』ということは常識」

 

といったことを発信する医療者が増えています。

 

 

つまりは月経は痛みがある、面倒くさい、

暮らしに支障をきたす存在である

といったことを前提に、

 

ピルの服用やミレーナの挿入をして、

QOL向上を勧めているのです。

 

 

そうすることによって、

女性が自分の身体をコントロールできている

ように見えるかもしれない。

自由を手にしたと思うかもしれない。

 

でも、症状や原因を探らず蓋をしているだけの

ような気もするのです。

 

女性が男性的に生きるよう強いられてる気がして、

悲しくなるのです。

 

医師から伝えられる副作用はほんの一部で、

長い目で見ると一人一人の暮らしへの

影響は違います。

 

その後のことがケアされないままで、

本当に「女性のため」と言えるのでしょうか。

 

 

 

一つの薬が

「女性の健康ため」「女性の幸せのため」とは

一概には言えない。

医療者がそれを促すべきではないと思うのです。

 

月経があることは、治療が必要な対象では

本来ないはず。

(本当に必要なケースはもちろんあります)

 

 

オプションは医療が提供するものの情報ばかり

伝わっているけれど、

医療は「痛みをお薬で抑える」

「技術を使う」場所であって、

 

一つ一つ違う身体を持つ皆に有効で

適した方法なのかの保証はないのです。

 

お薬の助けを求める前に、

もっともっと健康であるために教わるべきこと、

知りたいことがある。

 

 

なぜこんなに症状に悩む女性が多いのか、

少ない女性たちと一緒にもっと研究されて

社会の中で変えていけることが、

女性の健康にとって必要だと思うのです。

 

 

本来痛いのは当たり前ではないし、

「女性の健康のために」というならば、

 

自分で予防するための情報だったり

もっと詳しい、身体を大切にするための

性教育の方が、

技術より大事ではないでしょうか。

 

自然な機能を「なくす」ではなく、

なにも飲まなくても健康な周期を

過ごせることが、

目標であるべきではないでしょうか…。

 

 

男性的な社会では

女性が月経から解放されたら

QOLが向上すると思われるのは

文化的にしょうがないかもしれない。

 

ならば、

 

男性や社会が女性の身体の仕組みに理解を示し、

もっと大切にする社会づくりに協力する文化が

作れたら、女性が自然な機能を

止めなくとも女性のQOLは守られる。

 

機能が違う身体を持つ人間がよりバランスよく

共存できる仕組みに家庭から、教育から

変えていけばいいのでは、と思うのです。

 

 

あなたはどう思いますか?どうしたいですか?

 

最後までお読みいただきありがとうございました!

バスクのユミコより。