こんにちは!
昨日29日は満月、次男の誕生日、そして前日は私の誕生日でした。
こちらスペインでは小学校にケーキを持参し、お友達と先生とお祝いします。
(つまりは毎月誰かがケーキを持ってくる)
卵・乳製品アレルギーの子が毎年増えているので、皆が一緒に食べられるよう、
学期初めにお勧めのサンプルレシピも配られます。
習い事、通学バスなどでもクッキーやチョコレートなどを配る方もいます。
子供にとって最高にテンション上がる大事な一日です。
親は大変で、二人の誕生日が続くので毎年ケーキ4つ作る年もあります。
週末と被ると誕生日会が!!!
結構な大仕事です~。
もう8歳になったので、あと数年したらなくなっていく習慣、切ないような、
成長が嬉しいような複雑な気分です。
去年は気分ワクワクで、ケーキ作りも夜中に家中デコレーションするのも楽しんだけど、
今年は、5月半ば過ぎ、プレゼントやら準備するかー(遅い?)、っと思っても
なんかテンション上がらない。 身体眠い、仕事忙しい、なんかイライラする…
プレゼントを買うのも主人に任せちゃった。
なんか調子でないなーと思ったら、
「!!? うわっ、そういえば生理来るし!!」
そして満月に生理第一日。
次男誕生日なのに、母、一番最後に起きてしまった。
プレゼントを開ける姿を見たかった!!!!!!
次男が一番に起きて部屋に来てキャーキャーやってたのに!!!
(去年)
生理前だったから、なんかテンション上がらなかったんです。
だから眠かったんです。
だからケーキも今年は1個だったんです。(二日分大きめに作りあとは買った)
母、本当は休みたかったんです!! 笑
自分の誕生日も 「家族と一緒にのんびりできればそれで良し」。
夕食を準備してくれた主人。ありがとーーーー!!!!!!
めちゃめちゃほんのりアットホームなお祝いでした。 月曜日でしたしね。
以前連続で「月経について」 書いたことがあります。 (一つはこちら)
私たち女性の身体はホルモンに支配されていると言っていいと思います。
「排卵サイクル」・「月経サイクル」、呼び方がありますが、
とにかく私たちは周期ひとつを通して日々同じ振る舞いが
できないように作られています。
周期のどこにいるかによって(排卵前、排卵後、生理中) 気分は違うのです。
それは女性の自然なあり方なんです。月ように満ち引きする生き物です。
気分も、睡眠も、肌の調子も、その日好きな色も、他人とのかかわり方も、
日々変化する。
皆それは、長ーーーい間生理と付き合ってきて感じてきたことだと思います。
男性も、生理前は女性の気分がぶれること、女性を通して知っています。
でもね、
「月経前症候群」? 「PMS」?? これは、堂々と存在するべきものでは
本来はありません。 いつの間にか生まれた言葉です。
命を育むように創られている女性の大事な身体が、痛い、しんどい、と
女性にとって不都合になるよう創られているわけがないと思いませんか?
まとめると、
月経中は、できれば静かに過ごしたい時期。
↓
月経が終わるにつれ、気分は軽くなっていき、
排卵に向けて少しづつエネルギーが積極的(外向的)に変わっていきます。
↓
排卵直前になると、エストロゲンというホルモンが最高潮になります。
この時期、おかげで気分は「絶好調な時期」。
↓
排卵が済むと、一仕事終えた身体は、
リラックスモードに切り替わります。
そして、月経に向かい、分泌ホルモンのバトンタッチが起こります。
エストロゲン(元気の素)が減り、今度はプロゲステロンというホルモンの出番です。
このホルモンは、身体の神経系を緩め、身体を眠りに誘う、自然の鎮静剤です。
排卵~月経にかけてを一つの区切りとすると、
前半にプロゲステロン分泌が上昇すると同時に、エストロゲン分泌が交差して減少します。
だから身体がいつもよりだるいな、とか、気分が消極的だな、眠たいな、
というのは当たり前の現象なんです。
身体は眠いし、次の周期に向けてゆっくりしたいんです。
月経前になると、エストロゲン(正確にはエストラジオール)は少しづつ姿を消していき、
プロゲステロンも減っていきます。
なので、夜中目が覚めやすかったり、日中だるいこともあります。
ホルモンがそう動くから素直に言うこと聞いて、お昼寝でもできればいいんですが、
現代、そうはいきません。
ゆっくり休めない身体はイライラ、ストレスをためていき、
「アドレナリン」と「コルチゾール」というパートナーが現れ、組んで
減っていくべきエストラジオールの分泌を上昇させます。
そうなると、プロゲステロン効果が活躍できないんです。
これがPMS(月経前症候群)の主な原因の一つ。
現代忙しい、時間に追われた生活、そして食生活、ほか様々な要素が組み合わさって、
「エストロゲン過剰」状態になってしまうんです。
連休に、夏休みに、思いっきり休める、では身体は復活しません。
毎月のサイクルが、女性にはあるんです。
ホルモンのカクテル。休息・睡眠と月経周期の関係。
周期について知ってみると、生活の調整ができる。
知らないのと知っているのとでは身体の反応が違います。
皆さんも「ホルモンカクテル」のレシピ、チェックしてみませんか?