その中でも中心人物になっていたのが、テレビ中継で解説をしていたドッドリチャーズ。
90年代から活躍していたレジェンドスノーボーダーで当時日本にもファンが沢山いて大人気でした。
トッドは長野オリンピック選手でもあり、数多くのX GAMES や世界大会で何度もメダリストになった、名実ともに世界のトップ選手でした。
イケメンなのでその後俳優をやったり、テレビの仕事をしていて、スノーボードのことをよくわかっている彼の解説はアメリカで大人気です。
そして今回のオリンピック中継で、あの瞬間気持ちいいくらいズバッと指摘してくれました。
↑トッドリチャーズが歩夢の2本目のスコアでジャッジを猛批判したという記事。
先日のスロープスタイル男子決勝でも1位のマックスパロットと2位のシャオミンに対して多くのジャッジ批判があり、炎上していました。
それに対してジャッジチームはなんと
「自分達ジャッジたちがライディングを確認する画面には、マックス(優勝者)がグラブをミスったのがわかる映像はなかったんだ。俺たちの見た画面からはちゃんとグラブしたように見えてたんだ。」
そうはっきりインタビューで答えているんです。
ジャッジは与えられた素材で正しいジャッジをしただけだ、という尊重はわからなくないけど、テレビ放映やスポンサーも絡んでいてその場でライブスコアを出さなきゃならない事情もわかるけど…
観客側にはマックスがグラブを完全にミスって足を掴んでいた映像が、スローでもしっかり流れていたんですよね。
…それでいいの?
って正直思ってしまった。
そして今回のハーフパイプ決勝。
これはカメラアングルがどうとか関係ないよね?
テレビの生中継で解説しているトッドが思い切り堂々と猛批判をしていたことは、テレビを見ていた多くの人々の心を賛同させたと思います。
私たちもスコア見て、え???嘘でしょ!
と思った疑問に、トッドたちがおかしいだろって批判してるのを聞いて、そうだよねそうだよね!って思えて。
日本のテレビで解説していた藤森由香ちゃんの投稿。さすがゆかちゃん、トッド達の解説を理解して疑問を投げかけてる。
日本の放映ではどんな反応だったんだろう。
トッドがストレートにこのスコアにすぐさま猛攻撃したように、日本で解説できるとは思えないけど。
こうしてゆかちゃんや、ソチオリンピックの時に優勝のショーンのグラブがつま先で歩夢のグラブがどれだけ完璧だったかを指摘して炎上してた(笑)バックサイドの野上くんとか。
伝える側にその感覚を持った人がいることはとても大事だと思います。
そんなわけでトッドの解説が物凄く支持されていて盛り上がっています。
歩夢は3本目でこれでもかという滑りで優勝したので、結果オーライだけれど。
日本人である歩夢に対してこれだけアメリカ人が怒ってくれてることも嬉しいです。
3本目滑ってる時にトッドは
「ジャッジに滑りを見せつけてやれ!」
と煽り、
完璧に滑り終えた瞬間
「ちゃんとできるかな?(ちゃんと点数出せるかな?)」
とこれまた煽ってました。笑
ドッドリチャーズと、1999年の広告。
同じスポンサーMORROWでチームメイトでした。
並んで写真に載ってるけど、この時トッドは世界的トップスター。
めちゃくちゃカッコよくて、スノーボード上手くて大人気のスノーボーダーでした。
この頃の私は英語あんまり話せなくて、緊張もして、ちゃんと会話できなかったけど。
今もかっこいいトッドの存在が嬉しくてたまりません。