悔しいけど、本当に凄かったよ。
優勝しか目指してないリクト。



本日レボリューションの2戦目。



昨日の1戦目と、先週のフューチャーツアーと続けて優勝している16歳の渡部陸斗。


周りからの注目度と、プレッシャー。

まだここで満足なんかしていなくて、優勝しか目指していません。




昨日からミスに対する減点が大きかったので、スコアに繋げるための滑りを自分なりに考えて滑っていました。



着地ギリギリまで掴み続けるグラブ。



技の難易度、



着地の正確さ。



だけど

決勝1本目で転倒し、2本目は決めたものの思うように点数は伸びませんでした。


とてもとても悔しくて納得がいかない様子のりくと。





たぶん今もまだ認められないと思います。


結果が全てだけど、結果とは点数の結果だけではないよ。


今回、英語もままならないリクトが、どれだけ沢山のアメリカ人に知られて、声をかけられて、応援されていたことか。





毎晩家で晩ごはん食べた後に


「こう言われた時、どう言えばいいんですかね?」


ってその日話しかけられたことや、話しかけたかったけど出てこなかった英語、発音を夫や息子に習っていました。


そして大会中も使っていました。




「朝リフトの上でも練習したんですよね」


滑りで周りを認めさせているリクトには、多くの人が声をかけてくれていて。

発音も文法もままならないリクトだけど、本当に言いたいひと言をちゃんとした発音で言えるだけでも、友達の幅が広がったと思います。




2位とわかった瞬間、14歳の時にヘルメット投げて怒ってたみたいにめちゃくちゃ荒れてたけど。


あの時より確実に、人々の心を魅了した滑りをしたリクト。優勝しなかったリクトにも多くの人が声をかけて名前を聞いてInstagramを教えてくれと言ってきました。




結果はここにもあるんだよね。



優勝者も3位の選手も、そして出場していた選手やコーチの多くがリクトの滑りを讃えてくれました。


リクトの悔しい気持ちの中に、悔しいだけじゃないものが、少し見えていたような気がします。




この結果、経験を活かすも殺すも自分次第だね、リクト!




こやた、よう。

一緒に戦ってくれて、ありがとう。

明日明後日は君らの番だよ!