息子が通い始めたのは、岳温泉の自然に囲まれた小学校です。
初めての日本の小学校はアメリカとは違うことだらけで、本人は毎日がむしゃらに過ごしています。
私自身も何十年か振りでもあり、現代の日本の小学校のことはわからないことも多くて毎日が新鮮です。

 

 
初登校の日。
全校生徒(なんと43名!)が集まる朝の集会で、校長先生が紹介してくれました。

見ているこちらがドキドキしてしまうけれど、こういう場面はアメリカで生まれ育った息子には気持ちのいいステージのようです。

 

 

堂々と前へ出るトラさん。

 

 

だけど、自己紹介で自分の名前を言う時に、どうしても

「とらのすけ」の「とら」が英語発音になってしまって、日本に来てから何度も聞き返されてきたんです。

 

TORAって呼ばれて言い続けてきたから、はっきりカタカナでトラって言うのが難しくて家で何度も何度も練習をしました。

 

本番では、なぜか苗字、名前が逆になって、名前、ミドルネーム、苗字というアメリカの順番になってたけど(笑)はっきり大きな声で言えていました。

 

 
日本に来て、挨拶する時にお辞儀することもいつの間にか覚えています。
力の入った指先を見ると母さん涙が出そうでした。

 

 

 

 

ちゃんと言えたよね!とばかりこちらをチラ見する息子。たまらん。

 

 

 

クラスルームでは、1時間目の国語の授業をやめてトラの歓迎会を開いてくれました。

 

 

 

ようこそ! って。嬉しいね。

 

 

 

小さな学校なので、3年生4年生合同で一つのクラスにいます。

日本語があまり話せないかもしれないと、隣の席にはハーフのバイリンガルの男の子を座らせてくれていました。

というかこの学校、この規模だけれどハーフの兄弟もいたりと結構インターナショナルなんです!びっくりです。

 

 
初登校を終え、学校から友達に囲まれながら出て来た息子は
 
「日本の学校めっちゃたのしい!だいすきになった!」と抱きついて来ました。
友達たくさんできたみたいです。よかったよかった。

 

 

 
都会でなく、実家の近くでもなく、所縁のないこの地に住み始めた私たち。
こうして息子が笑顔で学校に通えている大きな要素は、「人」と「環境」です。

 

 

この素晴らしい山の小さな学校には驚きがたくさん詰まっています。
こんな学校あるの?ってビックリしています。
また近いうちに書きますね。