アメリカのコロナ助成金のお話。
 
アメリカではまず家計の救済措置として、大人1200ドル子供500ドルが早くに支給され始めました。(子供ひとりの3人家族の我が家は2900ドル、32万円くらい)
手続きは特に必要はなく、税金の申告の際に使っている銀行口座に振り込まれるかチェックが送られてくることになっています。コロナの影響が長引いている今、もう一度この救済措置が行われるという話もあります。
 
 
企業向けに助成金や無利子の貸付、解雇や休業となって仕事がなくなってしまった人に失業保険的な助成金もあります。
企業は雇用している従業員を解雇しなくても済むように助成金で給与を払い続けることが出来たり(雇用し続けていたらそのお金は返さなくていい)大企業になると億単位の助成金が動いているようです。


私は会社に雇用されていないし雇用している社員もいないので当てはまらないなと思っていたのですが、個人事業主として助成金が申請できました。


 
手続きはオンラインで。
これまで申告してきた収入や、現在業務が続けられていないことの証明を提出し、審査が通ると数日後には毎週の助成金の金額が表示されました。早い!
 
その後改めて今も仕事が再開出来ていないかなどのインタビューが来て、それが確認されるとお金の入ったカードが届きました。凄い!


銀行のデビットのビザカードで、このカードで買い物もできるし、オンラインで自分の口座へ振替も出来ます。
 

 
3月から遡った金額が一気に届きました。
その金額、63万円くらい。
 
 
 
 
政府からの助成金は週167ドルが、12月末まで継続されます。
そこへカリフォルニア州から追加で週600ドルが、7月末まで支払われます。
合わせると、週に767ドル。日本円で8万3千円位が毎週このカードに振り込まれるのです。
 
1ヶ月で約35万円位、夫婦で失業していたら2倍の金額です。もし年末までもらい続けたとしたら、ひとり200万円、夫婦で400万円…!
個人のビジネスの維持や生活費には大きな助けになります。

 
ちなみにカリフォルニア州では政府から支援を受けられないビザを持っていない人たち、要は不法滞在者に対してもひとり$500の現金を支援しているそうです。(15万人もいるのに!)
 
 
 
ビジネスが再開したり、収入を得た時点でこの助成金は打ち切られます。2週間に一度、仕事をしているか収入がないかどうか確認の連絡が来ます。
 

これまで通りに仕事できるに越したことはないけれど、助成金があればリスクを負いながら無理に動くよりも安心できる状況になったら再開しようと思えます。
 
あと、子供が休校になったことで働きに出られなくなった親もこの助成金の対象になります。
アメリカは子供をひとりで家に留守番させてはいけない法律があるので、学校に行けないことで親が仕事を休まなくてはならないことも正当な理由になるんですね。


国によって対応は様々ですが、他の国の状況を知ることも参考になると思います。
今不安でいっぱいの人たちが安心して生活が送れるようになりますように。