本日のハーフパイプは、ちょっと切なかったです。
昨夜まであんなに元気だったのに。
朝になると微熱。
私は朝から少し仕事で出なくてはならず、夫に頼んでランチ作って、わりと元気な息子と朝ごはん。
仕事を済ませ山へ追いかけ、少しだるそうな息子と合流。
高熱ではないけどなんだか不調そうなのはわかる。
無駄に体力使わせず、大会だけ滑ろうねと。
大会がキャンセルになるか?と思うほどの強風の中、しばらく遅れて始まったハーフパイプのコンテスト。
待ち時間はどうしているのかと気が気ではない。
息子は先シーズンのようにリップを抜けれぬ滑りと、回転技もままならぬまま。
形はカッコイイんだけどね!
やたらアーリーとかハンドプラントとかスラッシュで場を沸かせてたけど、一切点には繋がらず。繋がる滑りじゃないから余計なことしなきゃイイのに、と母の独り言。。
でも、父親譲りなのかエンターテイナーな彼は、ギャラリーにウケることが一番の快感らしく、無駄な動きばかり(ごめん笑)で、1本目はたったの19点(100点満点中)、2本目も微々たる上昇でした。
だけど、わかってた。
普段なら踏ん張れるところも、フニャフニャでボロボロだったこと。
そのくせやたらギャラリーには元気にアピール。
本当は熱っぽくて力も出なかったことを、本人は気づいてない。
休ませたらいいのか、でもこのくらいなら滑れるからせっかくの大会に出させてあげるべきかと悩んでいた私と、何の疑いもなくいつも通りがんばった息子。
全然ダメな結果でこの時ゴーグルの中で涙が溢れ、私に訴えていた。
切なくなってしまった。
母ちゃんたちは火曜サスペンスのように暴風に吹かれながらも、日焼けから肌を守りながら、息子を見守っておりました。笑
スノーボーダーとしては四半世紀ほど戦ってきたけど、スノーボーダーの息子を持つ母としては私はまだまだ未熟です。
とにかく、彼の涙も笑顔も自分のこと以上に心に染みる。そんな自分自身が可笑しくもあり嬉しくもあります。
母って、我が子によりまた人生を一喜一憂し謳歌できるものなんですね。