本日は強風の中でハーフパイプ。
大和撫子たちが熱い滑りを見せてくれました!



強風により、予選なしの決勝2本勝負。
ハーフパイプはカチカチの氷!
そんな厳しい状況の中、果敢に攻めの滑りを見せてくれたのは、冨田るき18歳、小野みつき15歳。
日本チームの中でも若手のふたりです。


決勝1本目。
ふたりは断トツの1位2位。
でもそれはそれぞれ抑えた滑りだったようです。



決勝2本目。
風はますます強くなる中、こんな笑顔を見せてスタートして行くのだから、この子たちの精神の強さに驚かされます。


るきちゃんが滑り出すと周囲から歓声の声が…


いきなりこの高さでフロント900をメイク!


そのまま高さのあるバックサイド540。


そしてフロント720、スイッチ720とつなげてラストヒットまで高さのある540でフィニッシュ。


本人のこのポーズと共に周囲から思わずため息のような歓声が上がっていました。


ハンパなかったです。
私は、久しぶりに、鳥肌が立ちました。


続いて、みつきちゃん。


若干15歳。


小さな体で大きな氷の壁に勢いよくドロップイン。


バックサイド540からフロント720、スイッチ720、フロント540と綺麗につなげていきました。


結果は、るきちゃんはなんと99.0ポイントというとんでもない数字を叩き出し、みつきちゃんも90点代という高得点。


堂々の表彰台でした。


みつきちゃんが本当は900を出したかった悔しさも、これで満足していないことも、めちゃくちゃ伝わってきました。

るきちゃんが、「この状況で女子でも900回してたら男子にプレッシャー与えられるかなって。」といたずらに微笑んだ姿。

若いふたりの勢いとパワーに、日本の女子スノーボードハーフパイプ界に新しい風を感じ、まだまだ未知の可能性があると思えました。


この瞬間を見ることができて本当に良かったです。

そして、彼女たちの想いや滑りの背景を伝えてくれたコーチたち。

治部さん、令くんがいてくれたので、尚更感動しました。


もう20年以上前、私も所属していたことのあるこのハーフパイプチーム。

その歴史や若い世代の活躍をこの目で見ることは私にとって特別な思いがあります。