高齢出産でひとり息子。
いつかおそらく先に行ってしまう私から息子に伝えたいこと。
この偉大で壮大な自然を目の前にした時に感じる、自分のちっぽけさ。
この先成長と共に、いろんな悩みや苦しみ悲しみを経験するだろう。
だけど見えてる世界はほんの一部で、あなたの生きているこの世界はとんでもなく大きいから。
もしも壁にぶつかった時は、こうして広く大きな景色を見に来なさい。
その時にママが側にいなくても…
そう言いかけた時、息子が
「ここにいる。」
そう自分の胸をそっと叩きました。
幼い頃から離れる時はいつもそう言い聞かせてきたこと。ちゃんともうわかってる。
私もそうやって生きてきたからね。
クタクタになって、帰りのバスの時間までのんびりレストランへ。
トラの大好きなストロベリーアイスは1ドル19セント。
私の大好きなビールはなんと1ドル49セント。
ヨセミテ内は高い気がしていたけれど、安すぎてびっくりしました。
気分も最高でついお代わりしてしまった(笑)
1ドルのアイスとビールの価値は今ここでとんでもなく大きいね。
この熊はヨセミテの売店で目が合って、どうしても連れて帰ってあげたいとせがまれたクマ。
「ボクを一緒につれてってと言ってるんだ」
そのセリフにやられてしまった。
旅を通じて得られる絆、経験。
私も両親に存分に与えてきてもらったこと。
お金ではない価値。
時間と行動力があれば、旅は経験できる。
「今日も最高の日になったね!ママ、ありがとう。」
私こそ、この時間を私に持たせてくれてありがとうね。
きっと記憶に残る旅になる。