西田崇17歳、私20歳の頃。
カナダバンクーバーの友達のアパートにコンコンってやって来て、出逢いました。

当時日本で最年少でプロスノーボーダーになってて、既にメチャクチャ生意気、どう接したらいいのかわからない苦手な相手でした。

その後、私も日本に戻りプロスノーボーダーになった初めての冬、長野オリンピックでスノーボードが初めて種目になりました。

「今ならナショナルチームに入ってなくても自分でワールドカップ出ればチャンスあるんだよ。ユキエちゃんもやってみれば!」


タカシが教えてくれました。
だけど私にはどうしていいのかわからず踏み出すことも出来なくて。
カナダの遠征に一人で行くタカシを見送り、結果日本人最高位を取りナショナルチーム入りを果たす姿を、指をくわえて見ていました。


(あいつ、本当にやりやがった…!)


チャンスは自分で掴むものだと気づいたあの時。そのキッカケは西田崇の行動でした。

それから同じ時代を駆け抜け、何度もぶつかり頭にくることも沢山言われたし言ったし、喧嘩みたいなことも沢山あったような気がします。


あれから25年も経ちました。

今では何も言わなくても何だかんだ分かり合える貴重な仲間のひとりです。

オフの今朝、スタバでカフェミーティング。

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昨シーズン広野あさみを連れてマンモスにやって来たタカシが、ユキエちゃんも来なよって連絡してきて、出逢った頃高校生だったあさみが世界の舞台で本気で戦う姿に心が震え、あさみをアテンドするタカシを見て、私はスノーボーダーが本当に大好きなんだって気が付きました。


またもやタカシがキッカケで、今のライフスタイルが確立したと言っても過言ではありません。


人生を変えてくれる大きなキッカケは、人との出会いだと確信しています。


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90年代から、日本人として世界を見てきたタカシだからこそ、今の環境の凄さがメチャクチャわかる、生かしきれてない事もわかるんだと思います。

そして私も同じ目線でいられる、そんな自分でいたいと思わせてくれる仲間です。


可愛い店員さん眺めながらふざけて会話してても、凄く重要なこと話し合えてる、それが西田崇との関係です。


目の前では素直に言わないけどね。笑