今回も少年からふと素朴な疑問がありました。

大麻。

日本語で聞くと、覚醒剤 とあまり変わらないように思える響き。


アメリカで出会った友達がマリファナを吸っていたら?
日本で教育を受けてる少年には、犯罪者のように思えてしまってもおかしくないだろうと思います。


スケートパークやゲレンデ、ビーチ、始終目を瞑って鼻をつまんでいる訳には行きません。


日本とは違うアメリカの法律や文化があります。


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カリフォルニアではこれまでは医療大麻が合法で、お医者さんで出してもらう処方箋で大麻が処方されていました。

そしてトランプ大統領になった選挙で、大麻が合法に。正確には2018年、来年からです。

お酒、タバコ、大麻。
この3つがカリフォルニアの合法ドラッグになります。


日本でお酒を飲んでる人、タバコを吸ってる大人を見て誰も犯罪者とは思いませんよね。

アメリカではこれと同じように大麻が認められている州がどんどん増えています。量など決められているためお酒やタバコに比べたら少し厳しいとは思いますが、ビジネスとしても大きく、またその税金に助けられる州が多いのも事実。道路の看板、ラジオから流れるコマーシャル、いろんなところで普通に見聞きするようになっています。



ちなみに、アメリカでは基本外での飲酒は禁止夜2時以降はバーもクラブも酒屋でのお酒の販売も禁止車の中でフタの空いているお酒があれば罰せられる。お酒を飲むお店に21歳以下が入ることは厳しく、アルコールから未成年者を守る法律はとても厳しいです。

それに比べると、むしろ日本はユルいな〜と思うんです。
居酒屋に子供が遅くまで同席していたり、子供の横でタバコを吸っていたり。

アメリカでは13歳以下が同乗する車でタバコを吸っても罰せられます

アメリカに住んで7年間、タバコの匂いを嗅ぐことも煙を吸い込むことも、まずほぼないです。

大人に対しても、お酒とタバコに関しては日本の方が規制が緩いと感じます。


そこへ来て、大麻。

もちろん公共の場で吸っている人はほぼ見かけません。それはタバコと一緒で、人に迷惑をかけないルール。たまにゲレンデのリフトやスケートパークで匂ってくることはあるけれど、日本でタバコの副流煙をつい吸い込んでしまうように他人の副流煙に巻き込まれることはまずありません。


大麻を禁止する日本は遅れてるとか、そういうことではなく。

日本はダサいとか反発したところで痛い目にあうのは自分。

自分がどこに属していてどこで生きているのかということにより従うべきルールがあるんですよね。




大麻を吸っている人が犯罪者と言うわけではありません。アメリカでは合法でない州でも例えば車の駐車違反と同じ程度の罰金があるくらいで、新聞沙汰とか人生台無しとかになるものではないです。


ただ。

日本では違法です。
そしてオリンピックを目指す人は、禁止されています。

自分がどの世界に生きていて、何を目指しているのか、それがわかるのは自分自身です。

応援してくれている人達や、愛してくれている家族、何より目指すものがあり頑張ってきた自分自身に対して、どう行動すべきなのか。
自分で判断し、行動するしかないです。


正しい知識と現実を知らなければ、誤った行動や認識を持ってしまうこともあります。
特に、子供たちは。


オリンピックを目指す選手だけじゃない、日本から来ている子供たちには全てに対して同じことを伝えたいです。


大麻も覚醒剤も人間をダメにする。

というのではなく。

本当の現状を伝えないと余計混乱して、勘違いを招くのではないでしょうか。


お酒の飲み過ぎ、タバコの吸いすぎ、周りへの迷惑や体にどんな影響を及ぼすのか。

大麻も同じこと。
大麻もお酒もタバコも、悪いドラッグへの入り口とも言えます。
依存するのかしないのかは自分次第。


大麻に限ることではなく、周りに流されて大切なものを失うのは勿体無いことです。頑張っているものがあるならば尚更。




アメリカの現状。

日本に生きているみんなの置かれている立場。


13歳、14歳、16歳の子供達に、決して早すぎる情報ではないと思いました。