前回の続きです。

 

前回の記事はこちら。

 

 

更に、追い討ちをかけるかのような

びっくりしたこと。

 

これは悪い意味ではない方です。

 

たまたまだとは思うのですけど…

私が学校から出るとき、とある運動部が

練習を始める時でした。

 

勿論、その部活に入ってる生徒には、

私が授業を担当している生徒たちも

何人かいましたが、芸術科の教員というのは、

非常勤であっても、他の科目の教員より

珍しい感じなんですよね。だから、

教員側が名前やがくねんを知らなくても

生徒側は知っている…なんて事があります。

 

私が勤務してた、この学校は生徒数も、

そこまで多くなくクラス数も

1学年3クラス程度。

なので私が音楽の教員であるということは、

2023年4月の始業式で、着任式が

行われた際に全生徒に知られていました。

 

女性ということもあり、男子生徒からは

結構声もかけられ、近寄ってくる感じ。

なので、授業を担当していなくても、

それなりに顔を合わせれば

話をする生徒も学年問わず居たし、

特に生徒会をやってる生徒たちは

休み時間や登下校時間の前、

空き時間などに話す事も多かったんです。

 

で、本当に、たまたまだと思うんですが、

その部活に属している生徒たちが私と

私とよく話をしていたりした生徒たちでした。

 

恐らく、私が学校に来ていないこと、

暴行事件が起こったこと、

詳しい内容までは出回っていないにしろ、

学年問わず、周知はされていたことようです。

 

警察車両に乗り込んで、一頻り泣いて、

少し落ち着いた頃、もう1人の刑事さんが

学校との諸々のやり取りを終えて

車へ戻ってきました。

 

じゃあ、行きましょうか。

 

と、言われ車は学校を後にするため発進。

その時でした。

 

その生徒たちが正門の所に、

ばーっと並んでたんです。

恐らくウォーミングアップとかするから

集まっているんだろうと思ってたら、

私が乗ってる車両をずーっと見ていて。

 

中にいる私を見つけた瞬間、

外から手を振ってくれたんです。

 

そして、学校から車が出て

見えなくなるまで、正門の所で

ずっと手を振り続けてくれていました。

 

そんな姿を見てしまったら、もう…

 

本当にダムが決壊したかのように、

私の心も涙腺も崩壊してました。

 

その生徒の姿を目の当たりにした

刑事さんがポツリ…と

 

素敵な教え子さんたちですね。

きっと直場さんの想いは、学校での行動とか

授業の中で伝わっていたんだと思いますよ。

良い関係が築けていたんですね。

 

授業を持っていた担当クラスの生徒以外、

学年も違う、私が出勤した時、

そして上手いこと出会えた時間でしか

話とかも出来なかったのに…

 

非常勤講師は出勤曜日以外は、

特別な決まりがない、頼まれて

引き受けない限り、出勤はしないんです。

文化祭とか体育祭とかの

学校行事であっても。

勿論、担任だって持ちません。

 

だから、4月から赴任して、

たった半年程度しか関わっていない、

こんな私のために、そんな風なことを

してくれた生徒たちの姿を

未だに忘れることができないし、

私は一生忘れないんだろうと思います。

 

そして現場検証を行なったことを基に、

更なる事情聴取。こっからが長かった…

 

午前中、約4時間くらいかけて行なった

事情聴取の内容確認も改めて行う作業。

(間違いや嘘、偽りがあっては困るのでね)

 

そして、それを刑事さんがPCに打ち込み

事情聴取書を作っていくんです。

刑事さんも地道な作業。

話を聞きながら打ち込むわけですから。

 

で、細かい点かもしれないけど、

言葉だったり、言い回し、色んな面で

訂正や変更をします。大袈裟に

書いてはいけないし、かといって

遠慮する必要も無い。

 

適切な言葉でキチンと伝わる言葉」を

使う必要があるんですよね。

 

TPOによるけれど、例えば…

 

相手に殴られたから、こちらも殴った。

これを言い換えると、

相手から先に手を出し、暴行してきた。

こちらも手を出して応戦した形になったが、

身を守る為の正当防衛であり致し方無かった。

 

みたいに。聴取書なのでキチンと細かく書く

必要があるみたいです。

 

そして一通り、事情聴取が終わり

データが出来上がると、それを

印刷し冊子にし、事情聴取書という

ものになります。私の場合、

記憶の限りA4サイズ10枚までは

行っていなかったと思うけど、それに近い枚数。

 

で、その冊子に誤字が無いか、

文言に間違いが無いか、変な文章は無いか、

言い方や言い回しが正しいか、

そうでない場合、書き換える必要もあるし、

ここはもっと強調して欲しいとか

大事なとこを、改めて精査していきます。

 

そして全てOKになったら、

ここから「被害届」の作成に入れます。

 

あまり詳しくは書けないんですが、

ザックリと言えば…

誰に何処でどのようにされたか。

その内容に対して被害を申し立てます。

的な内容です。

 

この時点でもう時間は

夕方の17時近くになってました。

 

朝8時半から昼休憩30分除いて約8時間

(そりゃ丸1日空けないと無理ですね。)

 

で、被害届が出来上がってきました。

内容に目を通し、間違いなどが無かったので、

署名、捺印をして、刑事さんに渡しました。

 

そしてやっとです。

 

被害届受理されました。

 

この時点で9時間。

本当に丸1日かかってしました。

 

全てが終わって外へ出た頃には、

もう暗くなってました。朝早かったから

空気も澄んでいて明るかったのに。

 

この日は本当に精神的にも

体力的にも疲れ果てました。

幸いなことに、次の日が

お昼に1コマだけ小学校で

授業があるだけで午前中休み。

(元々そこに今回、事件を起こした生徒が

通う学校の勤務が入っていました。)

 

被害届が受理されて、本当にホッとしました。

2023年11月に起きたことだけども、私が

被害届を出すと決めなければ、もしかしたら、

年内に終わらなかったかもしれません。

 

このブログをご覧になってる方の中で

教員や学校関係の方、また、

学校に通うお子さんをお持ちの方は

解ると思いますが、12月というのは

2学期の成績処理というものがあるんです。

合わせて、学期末試験もあります。

 

この時点で何故か私はまだ学校との

雇用契約は続いている状態だったので、

3校掛け持ち状態。

勿論、それぞれの学校の受け持ってる

生徒の成績を出す義務があります。

 

が、この問題の学校とは、雇用に関して

ちょっと特殊な事情があったんです。

そのことは、また別の記事で。

 

とりあえず、ここまでが

被害届が受理されるまでの

一連の流れです。

 

 

長くなってしましましたね、ごめんなさい。

 

 

許せない行動

 

 

 

 

 

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