前回の記事の続きです。

詳細はこちら。



私はフリーランスの音楽家です。

音楽家としてのお仕事は多岐に渡ります。


こう書くとじゃあ教員は副業なの?と

思われる方も居るでしょう。


フリーランスの音楽家の中には、

教員免許を持っているから、

講師やるか…という人も居ます。それは

事実ですが、人それぞれの価値観なので、

正解不正解はありません。


フリーランスの音楽家は

会社勤め、事務所やプロ楽団の所属と違い、

収入がとても不安定です。

「固定給」はありませんし、休めば、

収入は0になるわけです。

音楽1本で生活していくのは苦しく

非常に厳しいシビアな世界です。


主に私はいろんな場所で演奏させて頂いたり、

指導しに吹奏楽部へ行ったり、

今では一般のアマチュア吹奏楽団の

常任指揮者、音楽監督を務めさせて

頂いて居ます。大変有り難い事です。


それに加えて、教員免許を取得しているので

学校の採用試験に合格すれば、

教壇に立ち学校教育現場で働く事が出来ます。


私の中で、フリーランスの音楽家やけども、

音楽教諭というのもその中の1つに

含まれています。今まで一度も、

教員を副業だと思った事はありません。


何故なら、専門的に音楽を勉強し、

それを伝えていくのも1つの手法、

音楽大学を卒業したからかそ出来る

お仕事やとと思っているからです。


ただ…学校現場は中から見ると

とてもコミュニティが狭い。

多くの生徒が通う一般的にマンモス校と

言われる学校だとしても関わる人間が

限られるので子どもは勿論、

教師同士もコミュニティが狭いんです。

常勤や専任になると尚更。

基本的には定年まで、そこに勤め

移動などが無いからなんです。


非常勤講師は基本は1年契約で、

毎年更新するかしないか問われます。

それと勤務年数最大○年という縛りもあります。

(大体3年〜5年が多いかな。)


非常勤講師は基本的に

自分の担当する授業のコマ数を

キチンとこなせば、担任を持つ事も

学校の雑務をやる事もありません。

契約時に、どんな仕事内容か必ず説明があり

同意して働く場合サイン✍️します。

(やらなけらばいけない学校も

あると思いますが…)


私で言えば担当クラスの授業、

小テストや定期試験の作成、採点、

提出物の作成、チェック。

これは担当科目教員としてマストな事。


定期試験が芸術は無い学校も多いです。

その代わり授業内でテストをしたり、

それと同等の課題などを行う場合もあります。

音楽で言えば実技試験が該当するかな。


今現在、私が勤めている学校は

2校ですが、この2校に関しては、

非常に良い環境だと思います。

働き甲斐のある学校です。


それは学校という組織が

非常勤講師であっても大切にして

下さっているのを感じる事が出来るからです。


勿論、担当クラスの担任の先生、

その他の科目の常勤の先生、

芸術科目の先生方との連携は

自分自身から積極的に行う必要がありますが、

それを一方通行では無く、相手側も

気にかけて下さる事、そして、

所謂、管理職と言われる立場の

先生もコミュニケーションを

取ってくださるからです。


私が、あー、この学校は信用できる。

と思った言葉が、校長先生が仰った

「教員は学校の宝ですので」という言葉。


常勤、非常勤関係なく、

平等に見てくださってるんやな。と

思ったお言葉でした。それが、

その場だけ、建前ではなく、実際に、

気にかけてくださったり、

やりやすい環境を提供して下さってる

事実が信用できる要素です。


私が生徒から暴力を振われ、

退職を余儀なくされた学校は、

それがありませんでした。


要は「都合の良いように使われてた」訳です。


今回の件が起こったから

ハッキリした事ですが、

未だに謝罪はありません。


当事者である学校、加害者本人、

その親からも。どう思いますか?


普通の感覚ならば、「謝罪はあって当然」

だと私は思います。だって怪我したんだから。

私の不注意ではなく「傷害事件」なんです。


昨年の12月いっぱい付けで退職しましたが、

退職するまでの対応と退職してからの

対応が雲泥の差。辞めた人間の事は

どうでも良い、関係ない。

そういう風に取れる言動を

「学校」がしているんです。


「在籍している生徒を守る」それは、

素晴らしいことです。

そして当たり前のことかもしれません。

ですが、それは時と場合によりませんか?


「学校」という狭いコミュニティの中で

起こった事は、内々に処理されます。

それをされると何も表には出ません。

こちらが我慢しなければならない状態に

なってしまうんです。


非常勤講師は常勤講師に比べ、

お給料として支払う額は安いです。

だから非常勤というものがあります。

でも、支払う額が安いからといって、

捨て駒の様に扱って良い訳ではないと

私は考えます。


自分が受け持った生徒は、1年しっかり

面倒も授業も見て進級させる、

1年かけて成長させるべき部分や

間違った認識のところを直していく

サポートをする。それは受け持った側の

責務だと思っています。


長くなるので、また別で書きますが、

都合の良いように使ってくる学校なら、

辞めた方が身のためです。

勤めてみないとわからない部分は

多々あると思いますが、幸い、

辞めます。といえば辞められます。


自分の心の健康を害してまで、

そこに残る必要は無いんです。

あなた方の言うことを全て聞き入れ、

動いてくれる人を採用なさったらどうですか?

と、辞めた学校に対しては今も思ってます。


ただ、唯一の救いなのは、

途中で私が辞めた事によって1年、

キチッと見る事ができなくなった

教え子達が、先生戻ってきて。

音楽の先生は直場ちゃんが良かった。

そう言ってくれる事がホントにありがたい。


生徒との信頼関係や関係構築は

出来てたんだな…と。


非常勤講師は使い勝手の良い

学校の駒では無いんです。

1人の人間です。人権があります。

それは全ての人に与えられた権利。



憤りをずっと感じています。


続きはまた別記事で。










許せない行動

 

 

 

 

 

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