映画「アナザヘブン」感想(あらすじ&ツッコミ&ネタバレ) | 鯉太郎&神楽&銀八 3ニャン日和

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アマプラのあなたへのおすすめで出てきた「アナザヘブン」。飯田譲治監督の「NIGHT HEAD」にドハマリしていたなぁと思い出しました。豊川悦司さんと武田真治さんの美形兄弟。兄さん頭が痛いよ!!もうあれって1992年だったのですね。懐かしい!!
「アナザヘブン」(2000年公開)は、タイトルを知っていたけどちゃんと見たことなかったので、見てみました〜。




【あらすじ&感想】(ネタバレしてます)


とあるアパートで、殺された被害者の脳みそがシチューにされるという猟奇事件が発生。シチューの中身に気が付いた捜査員が、ギョエエエ!!と一斉に外に出てゲロゲロ吐くというシーンが印象的で、映画を見たことのない私も、このシーンは知ってました。



主役のマナブ役の江口洋介さんが若い!!イケメン!!先輩刑事の飛鷹役の原田芳雄さんも若い!!原田芳雄さんは、こち亀の大原部長みたいな昭和感のある刑事です。あと、検死官の赤城役は柄本明さん。原田芳雄さんからジジイと呼ばれていました。が、そこまで年齢変わらんかったよね?



犯人かと思われて取り押さえられたのは同じアパートの住人の男。ちなみに阿藤快さん。若い!!やったのは俺じゃない!!と叫ぶ男のそばに、また死体が滑り込んできた。ヒエエエ!!となる一同。このシーン、ちょっと意味がわかんなかったです。



犯人は住人の男ではなかった。被害者の状況から、犯人の体格は体重100キロ以上の握力150キロ以上の男だと推定された。そんなゴリラみたいな人間はいないとして、犯人像が絞れない。



マナブのマンションに、朝子(市川実和子さん)が現れる。朝子とは、マナブが違法キャバクラの摘発で知り合い、その後は朝子がマナブにつきまとっていた。迷惑だから早く家から出ていけと怒りながら、疲れて朝子の前でウトウトしちゃうマナブ。隙だらけ。朝子に迫られて、ヤメロと言いながらダルくて抵抗せずになだれ込む。男ってやつはまったくう!!市川実和子さんのコケティッシュな魅力全開です。



一方、エロエロな雰囲気を醸し出し、バーで男3人組を誘惑した女子大生の千鶴。いいことしちゃおうか!!って鼻の下を伸ばした男たちは、マンションに誘う。女子大生はエロいことした後で、一人目の男を殺害。二人目の男は命からがら逃げ出す。三人目の男は、エロいことには興味がなく、恐怖で隠れていた木村(柏原崇さん)。柏原崇さん、やっぱりイケメンなんよね〜。



犠牲者となった男性の素性を追ううち、ある障がい者スクールにたどり着いたマナブと飛鷹。怯えて押入れに隠れている青年を発見。霊感があるっぽい青年は荒川良々さん。今とあんまり変わってない!!青年の話から、千鶴が犯人ではないかという手がかりを得る。



千鶴が男性を惨殺したマンションから通報があり、マナブと飛鷹たちが駆け付けるが、既に千鶴は死んでいた。隠れていた木村は保護される。
千鶴の死体には脳みそがなかったが、警察は千鶴が連続殺人の犯人だと断定。非力な女性には犯行不可能で、死体に脳みそがないのは不可解すぎるとマナブは疑問を持つが(当たり前)、事件は解決したとされた。警察はアホなん?!
マナブは、犯人は人間の身体を乗っ取った「ナニカ」なのではないかと思う。



マナブの元に、木村から連絡があった。木村は千鶴の中にいた「ナニカ」に乗っ取られていた。
木村はマナブをすっかり気に入ってしまい(イケメンだからかな)、愛するマナブへ♡と捧げて残酷な殺人を繰り返すようになる。マナブにチューもしちゃったよ!!
「ナニカ」に乗っ取られてすっかり悪魔になってしまった柏原崇さん、ダークでカッコよかったです。ビルの屋上から挑発する木村を追うマナブと飛鷹。マナブが拳銃で木村を撃って当たってたけど、射程距離そんなにいかんじゃろと思いました。



その後、警察病院の医師の笹本がマナブに急接近。笹本は松雪泰子さん。あんな美人でエロい雰囲気の女医はいけんじゃろ。松雪泰子さん、今とあんまり変わってない。女優さんってすごい。
怪我をしたマナブのマンションにわざわざ訪問して個人診療。イケメンはモテモテ。「ナニカ」はマナブに惚れ込んでいるため、笹本は「ナニカ」に乗っ取られているのでは?と疑うマナブ。



笹本が「ナニカ」である兆候を見せたため、お前は「ナニカ」だろううう!!と、笹本をボコボコにするマナブ。女性の顔も容赦なく殴る。これ間違いだったらどうすんの?と思っていたら、マナブの勘違いだとわかる。ひどい仕打ちにショックを受けて逃げる笹本。一言も謝らないマナブ。



しかし朝子が、笹本が身体を乗っ取られている証拠を発見。「ナニカ」は木村から笹本に身体を乗り換えていた。笹本は木村の犯行に見せかけて殺戮をし、ずっと普通の人間のフリをしていたことがわかる。マナブは謝らんで正解でした。



笹本は警察に乗り込み、赤城を殺害。そして「ナニカ」は朝子の身体を乗っ取った。
「ナニカ」を追いかけるマナブ。飛鷹は、途中で知り合った盗聴マニアのユウジの協力により、マナブと合流。ユウジ役の加藤晴彦さんも懐かしかった!!



「ナニカ」と戦ったマナブと飛鷹。「ナニカ」が液体だったので、火で焼いたらエエじゃん!!と気が付き、炎で応戦。そしてなんだかんだで朝子は死亡(雑)。炎が背中に燃え移り、てっきり死んだのかと思った飛鷹が、ちゃっかりピンピンしていたのには笑いました。




「ナニカ」は炎で焼かれて消滅し、マナブたちの上には雨が降り注ぐのだった・・・。




おしまい。





結局「ナニカ」とは「悪意」で、退屈な天国に飽きて人間界にやってきたということでした。そ、そうなんだ。わかるような、わからんような。



話はいろいろツッコミどころ満載でアレなところもありましたが、俳優さんたちがみんな若くて懐かしくて、なかなか面白かったですニャ〜!!