まめに受けていても見のがしされることもあるんだなあ。
大腸内視鏡検査を年一でやっていて思います。
大腸がんが4年前に見つかった時のこと。
たまたまいつも受けている会社指定の病院ではなくて別の病院で検査を受けて。
そこは会社指定の病院から独立した個人病院で、家からもそう遠くないしいいかな☺️と思ったのが選んだ理由。
鎮静剤を使うと車の運転がNGだから、タクシー代を考えると近いところがよいもの。
大正解だったなあ。(ずっと通うつもりだったけれど、結果はご覧の通り、がんセンター患者です)
近々でポリープを取っていたのに、5センチ×6センチの癌がまさか潜んでいたなんてね。
何ごとも100%はない。
見のがしたとはどこの病院ももちろん口にはしなかったけれど、さすがにこの大きさじゃね。
患者は見逃されたと思いますよ。
しかし横行結腸と下行結腸のカーブの部分。
スルーンとスコープが滑る場所だから、むしろよく発見してくれた感。
うん、私、ここでも命を拾ってる。
ESD(内視鏡的粘膜下層はく離術) をやって結局浸潤があったからと翌々月に腹腔鏡下にて手術。
https://www.onaka-kenko.com/endoscope-closeup/endoscopic-therapy/ep_08.html
思った以上に大きくて場所も悪かったから、予定時間を大幅にオーバーして6時間かかりました。
待ちくたびれた娘と疲れ切った主治医…。
またぼんやりした中、自分の腹から取られた染色済の検体を見ました。
でかかった!びろーんと伸ばされてて。
自分のがんを見たのはそれだけ。
他は寝てるから(苦笑)
すべて家族が対応…解せぬ。私も見たかった!!
さて。
リンチ症候群。
あっという間にポリープができてそれがあっという間に癌になってしまう💦💦
一般的にそんなにポリープって頻繁にはできないそうですね。
私は生粋の癌家系の家族の中で生まれ育って、ポリープができるのがむしろデフォルトだと思ってました。
そのくらい父はポリープを取っていた印象。
どのくらい取ったのか?何年ごとに検査を受けていたのか?
そういうたぐいを母に聞いても覚えてない、しらない、わからない。
最後は鬱陶しがられて終わり。
リンチ症候群を確定するに当たって亡父の系統をたどり、病歴を合わせて教えてもらうことも大変でした。
たとえ娘の病気が体のことに関わる大切なことも母にかかると『もういいでしょ。』というひとことで終わってしまう…。
私は娘にそんなことをしない。
私のわかる限りを伝えて、娘の体を守りたい。
知るのは怖い。
でも知らない方がもっと怖い。
私に似た気性の娘は20歳で遺伝子検査をしてリンチ症候群であることが確定しました。
娘は言うのです。
知っていて良かったと。
今は妊活にあたって次世代にもし引き継がれたらと言う心配。
私は何も知らずにこどもを宿したけれど、娘は知ったうえでのこと…。
この差は大きいな…。
でも夫婦で手を取り合って生きていくと決めて結婚したし。
娘の体質もあちらの家族は知っているし。
本当にありがたいことです。
あちらのお母様は婦人科がんを罹患したことがあり、抗がん剤で大変つらい思いをした経験もあり。
だからそれを見ていた息子である娘婿様は、娘が背負っているいろんなものを一緒に持ってくれる人。
なんせコロナ禍で皮膚がん、大腸がんと立て続けになった母を娘が心配してたタイミングでお付き合いしだしたからね。
同情以上ってやつ。
人生わからないものよ。
大腸を20センチ切っただけで娘の幸せとは釣り合わない〜って思っていたら、2年後に膵癌ですよ(;´д`)トホホ…
オプションで十二指腸がんもつけました〜みたいに。まさかそっちも!
でも娘の幸せにこれで釣り合い取れたと思ったわ。
等価交換成立です!!!
4年前大腸を切ったとき、癒着が酷くて大腸が団子状だと言われました。
次に大腸癌になったら亜全摘になると術後翌日に告げられました。
2年前には十二指腸がんと膵がんの同時手術。
胃の幽門部分と十二指腸を切除。
膵臓は思いがけず膵体尾部にがんが寄っていたそうで膵頭十二指腸切除ではなく、膵体尾部切除に術中に変更となりました。
ゆえに脾臓も切除(太った人の脾臓は大きいそうで私の脾臓はでかかった!)
これだけあちこちいじっているとそろそろ大腸内視鏡検査も鎮静剤が必要かなあと感じています。
15年前には婦人科で子宮、卵巣、大網とってるし。
今回、もしもあまりに検査時に痛かったら鎮静剤を入れてもらおうとおもっています。
送り迎えのドライバーは手配済。
夫を動員。
言わないと分からない人。言っても分からない人。
そんな夫ですが、年に一度くらいこき使いましょう。
と、素直に思えるようになったのがこの前からの胃カメラのときから。
よくね、今までひとりで頑張ってきたな。
最近やっと手放してるいろいろな確執。
手放して手放して。
だめだめな夫を許したわけじゃないけれど、もう心をかき乱してまで悩むことはしない。
こんなに妻がしんどい思いをしても変わらない夫、変われない夫。
もういいでしょう。
そんな私が夫に望むのは運転手。
その程度。
それでいい。
もういいや。
やっとやっと手放せた負の気持ち。
今は穏やかに過ごせてる。
望まない。
多くは望まない。
生きてこそ。



たまにおかゆもおいしいものです。