忘れもしない1月末のKingGnuの東京ドームライブが終わった日。
あの日に娘が私のまつ毛の発毛を確認してくれました。
ちょびっと出てきてて(T_T)
昨年のクリスマスに抗がん剤(アブゲム)を投与してほぼ1ヶ月後のことでした。
そこから経つこと1ヶ月半。
年末のアブゲム最終投薬から2ヶ月半ほど経ったわけです。
娘に帽子を脱いで頭皮を見せたところ、娘が状態を大変喜んでくれました。
喜んでくれて、写真まで撮ってあげると(苦笑)
せっかくですから撮ってもらいました。
前髪は自分でもわかっているとおり、なかなかのびませんねえ。
それに白髪も後ろより多いみたい。
頭頂部も同じく。
最終的にグレーヘア、シルバーヘアデビューをするつもりでしたが、ちょっと無理っぽいです。
今のところキイトルーダ単剤での治療である限りは、脱毛はなさそうです。
地道にコツコツのびている髪の毛をときおりサスサスしています。
赤ちゃん毛でとにかくスベスベ。
猫っ毛をきわめたという一品。
娘も触り心地に久びさびっくりしてました。
ですよねえ。
赤ちゃん毛。
発毛確認一月半で、ウィッグを被ってるとクセもつくようにもなりました。
寝癖的なサムシング。
愛おしいのお。
けなげよのお。
ちなみに眉毛はほぼ生え揃った感?
まつげは強さがなさすぎて、ほんとどうしましょう。
生えたのにあまりにもお粗末。
もともと短いので仕方ない?
仕方ないにしても…。
一応美容液塗ってみたり、悪あがきをしています。
頭髪は順調にのびてくれれば、夏には前髪ウィッグだけつけて、襟足は地毛でお出かけできるのでは?
と、取らぬ狸の皮算用をしたりして。
そうなるといいなあと夢見ています。
前髪、頭頂部は、女性ホルモン領域らしいのですが、さすれば我はどうなる???
脂肪細胞からエストロゲンも生成されるらしいし。
まっ、気にしてもどうにもならぬ分野のことは気にしないという鋼メンタルでおります。
初発の子宮体がんの治療がおかしなとんでも治療だったので、私は頭髪が抜けるという悲しい出来事を何度も経験しています。
子宮体がんステージ3AグレードG3。
治療はシスプラチンとドセタキセルを使うため入院治療。
入院は毎回10日。
それを毎月6クール。
その後、3ヶ月に一度同じ治療をするという維持療法なんちゃら。
他の病院では聞いたこともない治療を9クール経験しました。
当時維持療法は卵巣がんのみ。
3ヶ月毎の治療なんて何じゃそりゃ?
オフ会やブログで、おかしいぞ?なんか変だぞ?と情報交換できて勇気を出して治療を辞めました。
とんでも治療のせいで、6クールあとの3ヶ月毎の治療時は生えては抜けを繰り返したわけです。
あれはせつなかったですねえ。
まっ、金の切れ目がなんちゃら。
なんせ再発もしていないのに⬆を3年間続けるという聞いたこともない治療です。
私は疑問を持ちセカンドオピニオンをうけました。
受けた先は今のがんセンター。
いやー、笑われましたよ。
なんですか?それ?みたいな。
失笑って、ああいうのを言うんですね。
エビデンスなしですもん。
そんなのにつきあいきれん!金ない!
となって、勇気を持って2011年1月に治療を終了。
ちなみに10年経って大学病院を卒業するときにこっそり元主治医に⬆の治療を尋ねたところ、かんばしくなかったような話でした。
ですよねえ。
当時AP療法、TC療法、DP療法の第三相試験中。
私はそれには参加せず、大学病院のすすめるままにDP療法を9クール。
ぶっちゃけ金儲けかな?
当時もDPは検索してもほぼ引っかかることがなかったんですよね。
入院治療だしね。
差額ベッド代金も毎回大部屋でも取られるここもとんでもだったし
そんな感じで、セカオピ後、ハローワークに通い、元職場の求人に応募してオープニングスタッフとして研修を受けて〜。
あのときももちろんウィッグ。
退職時もウィッグ。
ウィッグで始まりウィッグで終わるというね。
ウィッグは暑いから苦手です。
ほんと苦手。
今もよほどでない限り、前髪と襟足のポイントウィッグと帽子でしのいでいます。
脱ウィッグ。
いつかできるといいのですが…。
いつ白金系の抗がん剤がまたプラスになるかわからないですものねえ。
贅沢は言えません。
治療が第1。
髪の毛よりも命。
でもいつか髪の毛が抜けない抗がん剤以外の治療がメインになればいいですね。
いつかはね。
そんな世界がくるかもしれません。
それよりも癌にならないとか、そういう世界がくるかも
夢は大きく見てみました。